理解するより寄り添うことが大事
松木正氏式のカウンセリング講座の練習会があった。
人の話を聴くにあたって重要なのは「よりそう」こと。
相手の話や感情を理解することより、相手の側にいてその感情を高めてあげることが重要である。
松木さんのカウンセリング講座では、「感覚」に根ざし、相談者の感覚・感情を重視する。それを深く感じることで、話者の中でストーリーが動き出す。それが癒しをもたらす。
私はつい、相手の話や感情を「理解」したり、自分でも感じようとしてしまうが、それは正しい「共感」ではないようだ。
自分が感じようというのに夢中になってしまうと、自分の世界に入ってしまう。しかしそれでは相手に「よりそう」ことから離れてしまう。
相手の側にいて、感情を増幅してあげること、その人を盛り上げることが大切である、と指摘された。
相手の感情に共感したくて、一度話を受け取って、自分で味わう…自分の世界に持ってきてしまう、というのが、どうも私の悪い癖だ。テンポが悪くて、相手のせっかく感じ始めた感情を冷ましてしまう。
頭で理解するんじゃない、相手の波に乗り、一緒に感じ続ける。それがこれからの課題だと思う。
論理ではなく体感的なスキルだから難しい。
練習あるのみだなァ…。頑張ろう。
写真は朝顔のつると実。枯れた風情がなかなか素敵だ。
来年にはまた満開だろう。その頃私は何をしているのかな…と思った。