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退職したけど書くこともないので、最近の出来事と香水の話をします

こんにちは。先日晴れてニートになりました。

休職中は「サボっている」感覚がどうしても抜けなくてしんどかったり、無理して新しい仕事を始めようとしていたのですが、正式に辞めてからようやく「いっぱいやすむぞーーう」という気持ちになれています。

まあ、それ以外特にわたしからご報告差し上げることもなかろうと思いますので、最近のお出かけと香水のペアリングをただ記録します。

ウエストサイドストーリーを観劇した日

大好きなウエスト・サイド・ストーリー。豊洲の360°シアターでブロードウェイキャストの来日公演に滑り込んできました。

初の360°シアター、楽しかった。ただやはり既存の演出をただ当てはめてしまうと場面転換が平坦になってしまうし、山場の作り方も難しくなる。なんだか、体験としての臨場感はすごいのだけど!作品を通して見ると少しのっぺりしてしまったかなという印象。でもなかなか英語版で見られないからやっぱり嬉しかったな。

来年スピルバーグ監督で映画がリメイクされるとのこと、楽しみで仕方ない。
(ちなみに私は「360°シアター」って客席が舞台を360°囲んでいるものだと思い込んでいた…。実際には、客席の周りにぐるっと一周、舞台があって、シーンに合わせて客席部分がDVDディスクみたいに回る)

この日に合わせてつけたのはニューヨークSOHO発のメゾン、「Imaginary Authors」の「Bull’s Blood」

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このメゾンの特徴は、よく装丁された昔の本みたいなパッケージ。
こう見えて手ごろな価格なのもまた嬉しい。

Bull’s Bloodはその名の通り、血気盛んな香り。闘牛の盛んなスペインと、舞台に出てくるプエルトリコ系の子たちはどこか似ている。実際闘牛を模したシーンもあるしね。煮えたぎるような情熱を香りにまとい、私も若者たちに没入してしまった。

ちなみに私はアニタという役柄がすごく好きなのだけど、もし彼女を意識した香水を考えるとすれば…イストワール・ドゥ・パルファンの1875 カルメン をつけていったかな。情熱的で愛らしい、琥珀とウッディ―、スパイシーな香り。

東京都庭園美術館 旧朝香宮邸

わたしの好きな美術館。目黒と白金台の間にある、優雅なお屋敷が生まれ変わってできた場所。

普段は企画展をやっているのだけれど、夏の時期は毎年建物自体が展示される。これがまた映えるのです。

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アール・デコ調の住宅、まあ私も張り切って良家の子女スタイルで臨みました。

香りはジャン・デプレ「Bal a Versailles(ベルサイユの舞踏会)」。
名前通り、ジャクリーン・オナシスとか晩年のマイケルジャクソンとかベルサイユ城を愛する人たちに深く馴染んできたもの。

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普段使いするにはちょっと重厚すぎるのだけど、今日みたいな日はすごくよかった。セーラー襟のワンピースにバレエシューズ、ベルサイユの香り。
ただ見に行くだけ、じゃなくて自分ごと非日常に溶けるのは心地よい。

ミュージカル「ブルックリン」のコンサート

知人がプロデュースしたミュージカル、「BKLYN The Musical」。昨年の本公演には行けなかったのだけど、今年コンサートとして復活。時折ストーリーを挟みながら劇中歌を披露する、物語仕立てのライブでした。いぇーい。

ブルックリンという名の少女が、歌姫としてNYでのし上がり自分の父親を探す、かなり骨太ストリート系ミュージカル。こういう優れた作品を日本に持ち込んで上演してくれるのはすごくありがたい。良質な体験………。

さて、物語の舞台はニューヨークということで、つけていった香水はもちろんボンドナンバーナイン。ニューヨーク各所のイメージを、香りで表現するメゾン。

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残念ながらブルックリンの香りは持っていなかったので、手持ちの中からアスタープレイスをチョイス。ブロードウェイにも近く、文化の交差点で活気があるブロック、上演されたストーリーを見ていたら図らずもぴったりだった。(骨太感は少ないけれど…。)

ボンドナンバーバインは希少性低めな割にお値段が張る。でも、ひとつひとつの香りのコンセプトがしっかりしてるからつい集めたくなってしまう。オタクの気持ちをよくわかっている…。だって、ニューヨークの中のいろんな街がそのまま瓶に詰め込まれているのだもの、行ったことあるところもそうじゃないところも匂いで確かめたくなるじゃない。

一度書き始めるとつい長くなってしまう。時系列もぐちゃぐちゃ、でも推敲なしでばんばん出してこ。

今日もニートしています。

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