新人ディレクターが「採用広報すごいんじゃね?」と気づいたあの日(ずいぶん昔)の話
はじめまして!CASTER BIZ recruitingで採用広報ディレクターを務めているウエノといいます。
今回は自己紹介を兼ねて、これまで&現在のお仕事についてお話させてもらいます!初めての投稿なので、どきどき・・・企業の方にインタビューして書く仕事に携わって長いのに、自分のことを書くとなると悩むものですね・・・
採用広報と私
私はもともと、人材系広告会社のクリエイティブディレクターとして、主に新卒採用向けの広報ツールの制作に長年携わっていました。
制作プロダクション、デザイナーさんやライターさん、カメラマンさんと一緒にチームを組み、入社案内パンフレット・DM・採用サイトなどのオリジナルツールを企画提案して、完成までディレクションしていくお仕事です。
これがですね・・・めちゃくちゃ大変でした。
私が新卒で入社した2000年代の人材業界では、かなりのハードワークが常態化している会社が多かったと思います。私が在籍していた会社もそうでした。
1年目からいきなり大手クライアントを複数任され、右も左もわからないまま必死であちらこちらに聞いて回り、先輩に助けを求めながら、なんとか走り続ける日々に突入。グワーッ!キエーッ!と叫びながら(ホントに叫んでました)無我夢中で深夜まで必死で働いていた時期のことを、今もよく思い出します。
▲割と毎日こんな感じだった。
正直、相当キツかったので人の入れ替わりも激しく、特に制作部門に長く残るメンバーは多くありませんでした。が、私はこの会社に15年ほど在籍して、ずっとディレクターを続けていました。元同僚たちに「よく続いてるね・・・」と珍しがられたものです。
なんで続けてるんだろ?とよく自問自答もしていたのですが、明確な理由は今もよくわかりません(笑)。ただ、採用広報によって「人生が変わる人がいる」という気持ちは、ずっと仕事のモチベーションになっていました。
新卒1年目の原体験
今も強く心に残っている風景があります。それは、初めて採用広報ツールの制作を担当したクライアントさんの、初回採用セミナーでのこと。
私たちが数か月間制作に奮闘してきた入社案内パンフレットを手渡された学生さんの反応が、激アツだったのです。待ち時間の間ずっと、そのパンフレットに線を引きながら一生懸命読み込んでいる姿、その真剣な目を見たとき・・・
ビビッときました。
「あ、採用広報ってこういうことなんだ!」と直感的に意義を理解できたのです。
クライアントの担当者さんと一緒に、ああでもないこうでもないと案を出し合って練った企画。必死で考えたキャッチコピー。何度も修正やりとりを繰り返したデザイン。インタビュー時にライターさんがあらゆる方向から質問して引き出してくれた、社員の方の熱い想い。カメラマンさんが工夫して撮影してくれた写真。
みんなの力を結集したとき、企業が伝えたい「メッセージ」は形になる。
企業の魅力という見えないものを「ターゲットの心を動かすメッセージ」として形にできる。そのメッセージによって応募者の人生が大きく動く。
これが採用広報なんだ。
▲Web、紙、動画。どんなメディアでも「メッセージ」が大切なのは共通
とまあ、もちろんその場でここまで考えたわけではないのですが、つまりそういうこと・・・と気づいて、めっちゃ責任重大じゃない?え!すごい!採用広報すごいんじゃね?わー!と心が震えたのでした。
消費材やサービス広告、あるいは企業広報の領域も、もちろんとっても魅力的な世界です。
しかし採用広報のお仕事は「企業の中の【人】が生み出すモノやサービスの魅力」を通じて「魅力ある【人】を集める」ことで、企業の成長にも、応募者個人のステップアップにも貢献する独自分野。直接のインパクトが非常に大きい「人と人をつなぐ」取り組みなのですよね。
ということもよくわからず入社し、ただただ目の前のことに必死だった新卒1年目の私に、仕事の本質的な価値を教えてくれたあの学生さん(お名前も存じあげませんが)、その節はありがとうございます・・・!
CASTER BIZ recruitingの採用広報ディレクターに
さてさてそんな私ですが、夫の仕事の関係で縁もゆかりもない地に引っ越すことになり、長年勤めた会社を数年前に退職。
その後は単発でライティングのお仕事を受けたりしていたのですが、ある程度のボリュームの仕事をキープしたいな・・・と考えるようになり、フルリモート勤務が可能なCASTER BIZ recruitingにジョイン。再び採用広報ディレクターの仕事に戻ってきました。
CASTER BIZ recruitingでは、主にWantedlyやnoteなどでの定期的な情報発信(ブログ記事作成)を通じて、企業の採用活動をお手伝いしています。
広報方針や目標の設定、具体的な記事の企画・インタビュー・編集、掲載するメディアの管理運用にいたるまで、まるっとお引き受けするのがCASTER BIZ recruitingの採用広報サービスの特徴です。
クライアントさんのご意見を踏まえ、ディレクターとライターとで知恵を出し合って「どうやったら企業の魅力をより良い『メッセージ』として発信できるだろう?」と頭を捻り、チームのみんなとディスカッションし・・・毎日毎晩、全力で記事づくりに取り組んでいます!
現在の業務においても、ディレクターの私の心の中に常にあるのは、かつて初めて「採用広報、すごいんじゃね?」を目で理解したあの瞬間の感動です。
▲ホントにこんな感じで喜びを噛みしめています
私がCASTER BIZ recruitingにジョインしてから、2年と少し。企業にとっても、転職希望者にとっても、お互いにハッピーな採用(転職)活動のために、採用広報で「メッセージ」をしっかり届けることはとっても大切だなあ・・・と、改めて感じる機会が本当にたくさんありました。
企業にとってはカルチャーマッチした人と出会いやすくなり、応募する人にとっても具体的に仕事や環境がイメージしやすくなる採用広報は、企業の未来を大きく変える可能性を秘めています。
どんな人がどんな風に働いていて、どんな未来を、どんな人と一緒に築いていきたいのか。「企業独自のメッセージが伝わる」採用広報の在り方をしっかり考えながら、初心を忘れず、これからもディレクターとしてレベルアップしていきたいな・・・と思う今日この頃です!
★CASTER BIZ recruitingではクライアントの採用チームの一員となって採用業務を推進します。採用活動や採用広報についてお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください♪
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