ため息4８：机の上を整理整頓すること

個人情報保護とか、情報漏えいという言葉が市民権を持っていなかった頃、利益を出していた小企業の経営者のコメント：
「個人の机上の整理について細かい指示をするな。帰社時に書類を片付けるかどうかは従業員の好みにまかせればいい。」

反論：
離席時や帰宅時に机の上を整理し何も残さないようにするのは、好みの問題ではない。翌朝掃除するのにも楽だろう。

反省：
書類を放置したまま離席することのリスクを喚起したつもり。経営者は、放置して問題あるような重要な書類を従業員が持っていないと考えていたのかもしれない。
今なら、コンプライアンスとか顧客情報保護の観点から常識的な留意事項であるが、当時は宛名の記された郵便物などをそのままごみ箱に捨てていた時代。経営に情報保護は対象外であったのでしょう。