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金言1048:謝罪の作法

いつの世も、話せばわかるという甘い話はありません。謝罪しても許されないし、会社ぐるみの場合は社長が辞任しても残っている従業員に対しての社会的制裁はすぐには止みません。

ある同族企業の本社では、ときどき幹部社員が坊主になっていました。前日オーナーに叱られた結果です。坊主になって威儀を正して反省していることを可視化するという教育的指導です。もちろん社内で晒し者にはなりません。逆に、直接オーナーに叱られる特別な立場にあることが明示されることで、坊主になることは名誉でありました。殴られる社員もいました、殴れた晩の飲み会ではオーナーに殴られたと自慢話で酒席が盛り上がります。
だれもこの教育的指導に疑問をもちませんでした。坊主になれば許されるという、いい時代でした。

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