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金言1080:システム手帳を捨てました

「24時間働けますか」という栄養ドリンクのCMが流れていた時代。
銀座の文房具店で買いました。高額商品でした、リフィルも毎年買い増し。5年は使いまし
た。当時は同僚の欧米人が使っていて、分厚いファイロファックスとキャップの頭に白い星のついた万年筆は会議の席ではお約束のビジネスツールでした。
給料の額より接待会議費の方が多かった時代でした。もちろん売上利益貢献額の1%未満でしたから、どうやって使うか苦労する日もありました。
当時のメチャクチャなカネの流れのなかで、このファイロファックスにいろいろなことを書き込んでいました。残っていたメモをみると取引先や知人の誕生日、結婚式、洋服や靴のサイズなどが記入してあります。それぞれの記念日にモノを用意して宴席を設け、商いの足しにしていた証拠です。

そういう自分なりのバブルの遺品をこのたび断捨離しました。
いまどき分厚いシステム手帳をかかえて会議はありませんし、テレワークやデジタルツールの活用で、この先出番があるはずはありません。おまけに3回目のバブルもありません。

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