納品書の道
最近、ネットで買い物をしたときの領収書や納品書の整理をした。
こういうのは捨てずに取っておくタイプなのだが、もう言わなくてもわかると思うが、取るだけ取っておいて、あとはほったからしにする人間だ。
相当たまっていた。
大学の途中ぐらいから一切整理していなかった。
この時期は日記をつけたりはしていなかった。
けど、こういうものが残っていて良かった。
前から思っていたが、思うのは何か記録をつけておくのはやっぱり大切なんだなとあらためて感じた。
それにしても、自分めっちゃお金使ってたな。
金なかったのに。
もうちょっと上手な使い方があるだろう、と今なら言いたい。
片付けていると、いつごろ何を買ったかが当然だがわかる。
自分がいつごろ何にはまっていた、熱中していたかがよくわかる。
昔の自分がどんな気持ちでいたか思い出せた。
自分を追体験しているようだった。
いろんな感情が去来した。
おれ、生きてきたんだよなって。
ぼーっと生きてきただろうけど、ぼーっとなりにもその時その時では、一生懸命に生きたりもしてたんだよなって。
その時の自分なりの精一杯だったんだ、不器用なりの。
だったら、過去の自分を否定も肯定もしなくていい。
ここは良かった、ここは良くなかったとかじゃない。
ただ認めていればいいんだなって。
それさえ出来ていれば、これからまた生きていける。
普通に考えれば、ただの言い訳でしかないんだけど、そう思った。
正直自分でも頭の中で何が起こっているのかわからない。
なんだかわからないけど、また泣いてしまっていた。
最近、気持ちが元気になっているような気がする。
学校に通っていた頃の気持ちが戻ってきたような感覚が少しだけある。
ただ、体がついていかない。
気持ちの通りに動き続けたら、動けなくなって寝込むところまでいくだろうなっていうことが容易に想像できてしまうので、もやっとする。
でも気持ちも昔のままというわけじゃなくて、時間を過ぎて変わったなと思うこともいろいろある。
自分は割と移り気な人間だ。
今はあれをすると思っていても、明日はまったくする気にならないかもしれなくて、その不安のようなものはある。
今はただこの消えやすい炎を、消さないように過ごしていきたい。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。