17. ヒトの高次性、言語の独自性
人間は高度に発達した脳を持ち、言語を操り、思考と想像と創造が可能である、この高度な能力は人類共通であり、ゆえに言語と思考と想像と創造の力は、人間皆が平等に有するものである、という考え方に懐疑的だ。
懐疑的だというよりも、いくつかの事象が混同されているように思えてならない。
そもそも、現実の「認識」の「音への置き換え」と、「その蓄積」が言語の始まりだと考えていて、そういうことが可能だった脳を有する、ということがヒト共通の特徴なのだと思っている。また、ヒトの最大の能力は、その