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真剣、を持つ人へ。
現在手に入る尾形亀之助の詩集は主に二つあって、『カステーラのような明るい夜』を編纂した詩人の西尾勝彦さんという方がいます。
彼は大阪のマンモス高の国語の先生で、奈良の春日から大阪まで通いつつ先生をしながら詩作をされています。
七月堂という豪徳寺の本屋さんで、西尾さんの朗読会に参加したことがあります。
朗読の後の質問の時間で
彼は、『先生をしながら、俗世に触れながら何かをしながら創作するというのは大変ではないでしょうか?』という質問に、私はギラギラと熱意をもって働くよりも、のほほんと生きることにしたので、そういう世界に触れることも必要なのだと静かに語って
ただ、クラスに一人くらいは、私のような者を必要としている子は居ると思うんですよ、と仰っていたことを覚えています。
『2022年の冬に、「白い火、ともして」という小詩集を作りました。
創作活動に取り組んでいる人たちの支えとなることをねがって書いた連作詩です。
現在は、絶版となっていますが、
ときおり、新たに刷ってほしいという声を聞きます。
今回、少し改訂したものを、noteに公開していきます。』
と発見したので、送ります。note、見られるかな。
この詩集はコピー用紙に刷られてホチキス留めされて、花柄のマスキングテープが貼られた小さな詩集で、西尾さんの詩集の中で最も好きなものです。
(他のもいいけれど、あまりに自分のあくせくとした生活やどろりとした情念とかけ離れていて、読んでいて時折ウッてなったりするの)
亀之助の孤独や孤高とは違うけれど、そういった人に優しく寄り添う詩たちです。
あなたは、真剣 を持つ人なのだと思います。どうか、それを大事にしてください。
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