かぜっぴき師走前。
かぜを引きました。朝、なんだかムカムカして娘にキツめに当たってしまいあらあら、なんだかなぁと思いながら仕事に向かい、
師走も目前でてんこ盛りな仕事を芋虫よろしくもりもりと進めていたら、なにやら喉がいがらっぽい。
一週間ほど恐ろしくだらだらと垂れていた鼻水がぴたりと止んだと思ったら、どうやら喉に来たようです。
「あなたの風邪は、熱から?鼻から?」というCMが頭の中をよぎっていきました。
春に扁桃を取る手術をしたため、そこまで痛みはないのですが、やっぱり気になる。本当はあんまり良くないようですが、7年ぶりくらいにCCレモンを買いました。ビタミンCたっぷり、とかに急に弱くなりますね。そして傷んでいる喉をさらに痛めつけるように、なんとなく炭酸が飲みたくなります。喉風邪あるある。
喉が痛くったって、仕事はまってくれないので、水につけたクズをひたすらリースにしました。この頃メカイやらなにやら、草をいじっているので、手がだんだん慣れてきて楽しい。やはり一種の瞑想に近い。
あのときああ言われて嫌だったな、これやっとかなきゃな、私ってどういきたいんだろう、などなど、とりとめのないことが表れては消えするうちに、手元に7個のリースができました。同僚が作ってくれた分と合わせて必要最低限の数は準備できてほっと。ちょうど退勤時間になったので先に失礼して電車へと急ぎます。
マスクをして電車に乗り込み、借りていた「もどってきたアミ」という本を読みました。今半分くらい。さくらももこさんの絵がやさしい、大人の寓話です。宇宙の話、愛のはなし。見えない世界のお話。
帰宅して、母が作り置きしてくれていたドライカレーをあたためて、これまた冷凍されていた餃子を焼くことにしました。喉が痛いけれど、お腹は空いていたので一安心。お味噌汁は冷蔵庫にあった白菜。あとはご飯で晩御飯。
声があんまり出ないので、必然的に小さい声で話すのですが、そちらの方が話を聞いてもらえる気がします。ゆっくり、やさしく、あわてずに。
体の不調は、ついつい気付かぬうちに入っていた肩の力を抜いて、かーっと登っていた頭の血も降ろして、あたたかくしてゆっくりしなよ。というサインだな、と思います。早く治るには越したことはないけれど。
娘と一緒に早く布団にもぐります。
みなさんどうぞご自愛ください。おやすみなさい。
写真はシフゾウ。四つの動物のどれでもない、という意味の四不像。
美しい獣。
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