普通とは何だろう?

私の価値観が大きく変わったのは、
約7.8年前くらい前。

その頃は田舎に住んでいたので、

普通の仕事をして、
皆が羨むような人と結婚して、
結婚式では綺麗なウェディングドレスを着て、
子供は20代のうちに産んで、
30代になる頃にはマイホームを。

そんなことばかりを考えていた。

これが田舎ではいわゆる普通と言われる環境。

それがある時、
「普通ってなんだろう?誰が決めたの?
人から見られた幸せは自分にとっての幸せなの?」

そう疑問に感じて、
それから音を立てるように崩れてしまった、私のなかでの普通ということ。

そこから、
私は私として生きたいと強く思うようになった。
このまま普通の檻に入ったまま死んでいくなんてまっぴらごめんだった。

若い頃からバックパッカーへの憧れがあったが、
田舎では一人で海外へ行く人に出会うことはなかなかない。
ましてや女一人旅なんてあまり聞かない。

でも、
私はバックパッカーとしての夢を女だからとか、
色々と理由をつけて行かない自分が嫌で変わりたかった。

高校生の頃には夕方6時には携帯に電話がかかってくるくらい過保護だった親。堅い考えの祖母。近所の人の目。

常に普通を求められていた。
いつも息苦しかった。
あれこれ言われるのが面倒だから普通でいたかった。

特に父は堅かったので、
父には言わずに黙って初めて一人で海外へ旅に出た。

27.8歳の頃だったかな。

パッケージツアーなんかではなく、
自分で全部手配して。

一人で全部解決させなければいけないし、
全て自分で判断をするし、判断を誤れば危険な目にも遭う。

でも私はとてもワクワクして、楽しくて、
そこから計3回の一人旅を2週間ずつ行った。

最後の旅からもう5年以上になるが、
あの時行くと決めて本当に良かったと、
今でも思っている。
最初は不安も沢山あったし、最初の一歩は重かった。

まだまだ完全に私らしく生きれているわけではないけど、
人にどう思われてるか気になった時、
あの頃の私の、「普通って何?」
それを思い出して行動したい。

人によって普通は違うし、
普通というものは本当は存在しないものだから。

あの頃、世の中の普通に反発して、
髪の毛を七色に染めた私。

そんな私の強さが最近は足りていない。
34歳の私は今度は見た目ではなく、中身で個性を出していこう。

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