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【色彩と草食男子とクマ】のオススメ映画

【おうちでほっこり鑑賞できて、後味の悪くない映画】を、12種類ある「casaの家」で観るなら...という視点で、皆さんの『おうち映画館』のスパイスになりそうなオススメ映画をご紹介してまいります。

洋邦問わず年代問わず、友達と家族と恋人と...ファミリー向けも織り交ぜつつ。vol.02はこちら

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feat. casa carina - 可愛く、かしこい家 -

■ 豊かな色彩で描かれる可愛くかしこい女性のお話

『ブルックリン』
上映時間:112分

監督  :ジョン・クローリー
出演  :シアーシャ・ローナン
上映日 :2016年 製作国:アイルランドイギリス

アカデミー賞でも数々の賞にノミネートされた『ブルックリン』。アイルランドからブルックリンへ渡った女性の、2つの故郷それぞれでの成長を描く物語です。なんといっても注目すべきは、主人公:エイリッシュの色彩豊かなファッション。

50年代のアメリカンカルチャーをお手本にしたファッションは、エイリッシュの心境と共に変化していきます。アイルランドとブルックリン、それぞれの土地でのファッションの変化にも注目したいところ。

まさに casa carina をあらわす“可愛くてかしこい”を体現したような、可愛くも強くしなやかなエイリッシュに惹きこまれていく映画です。上京の経験がある方にも是非ご覧いただきたい一本です。

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■ 実は男性こそ思い描いているのかもしれない理想の恋

『(500)日のサマー』
上映時間:96分
 ジャンル:コメディ恋愛
監督  :マーク・ウェブ
出演  :ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル
上映日 :2010年 製作国:アメリカ

この映画を見て、サマーに恋をしない人は居ないはず!
建築家を夢見つつも、グリーティングカード会社で働く主人公:トムが恋に落ちるヒロイン:サマー。運命の恋を夢見る草食男子と、ドライでありつつも魅力が溢れて止まらないサマーの恋愛模様を描いた、THE 恋愛映画です。

あくまでも“自分”を貫くサマーは、ファッションからヘアスタイルから思考まで我が道をいく女子。劇中では「古くさい」と表現されますが、流行にとらわれず、どこかオールドなスタイルは奔放なサマーにとてもマッチしていて、とにかく可愛い。魅力しかないです。トム同様、翻弄されまくります。

サマーとの500日間が時系列ではない見せ方も、この映画の面白さのひとつ。ちなみに、冴えない兄貴に「恋愛とは...」を説くのは、幼きクロエ・グレース・モレッツちゃん。永く人気を維持する casa carina を好む女性なら、きっと共感できるポイントがたくさんの映画です。

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■ ロンドンの可愛いおうちでもクマは生活できるのか

『パディントン』
上映時間:95分
 ジャンル:ドラマコメディ
監督  :ポール・キング
出演  :ベン・ウィショー、ヒュー・ボネヴィル
上映日 :2016年 製作国:イギリスフランス

名作絵本「クマのパディントン」の実写映画です。出演欄には、『007』シリーズの“Q”役でお馴染みベン・ウィショーの名がありますが、彼は登場しません。クマのパディントンそのものが、ベン・ウィショーなのです。CGの最新技術で具現化されたパディントンは、声はもちろん、動きや表情もベン・ウィショーのそれを元に作り上げられています。

実は、このパディントン。当初は『キングスマン』のコリン・ファースで決まっていました。パディントンの声入れまで終わったところで「やっぱりおじさんじゃなくて、若い声がいい(ニュアンス)」と、コリン・ファースが降板となった経緯があります。日本語吹替も良いですが、字幕版でも、その辺りの機微をお楽しみいただきたいところ。

ストーリーも、クマが人間の世界にやってくると...というファンタジーとリアルのさじ加減が絶妙のバランスです。

注目していただきたいのは、パディントンが居候するブラウン家。ロンドンのカラフルな長屋の外観や、螺旋階段。ポップなキッチンに、壁紙の色合い、使われているインテリアや家具のバリエーションの深さは、暮らしに彩りを添えるのが得意な casa carina ラバーズにもオススメしたい作品です。

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次回は、人気雑誌『リンネル』と考えた北欧のように暮らす家 casa liniere で『おうち映画館』するなら...をテーマにご紹介していきます。


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