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長女自慢

うちの長女11歳。思春期も始まり可愛げがまだ残るもののプチ反抗期真っ盛り。

とくに学校から帰って来たすぐが最高に機嫌悪く同じ言葉をかけたにしろ、違う時間帯とはまったく違う。結構な悪態をさらしてくれる。同じ土俵で戦わないようこらえるのが必死だ。

学校で精一杯頑張ってきたんだろうね。とここは多目にみてやるよ。

帰宅したら、暫くスマホをいじって自分なりに心が穏やかになってきたと思ったあたりで話しかけてくる。これが長女なりのルーティンらしい。

以前はなかなか宿題を始めないのに豪を煮やし「やる事やんなくていいの?」と聞いていたが、「私は私なりのリズムで動いてるの、時間がきたらちゃんとやる!」と言われ、暫く観察していたら言った通りにちゃんと動いているので口出ししなくなった。

若干11歳、自分のリズムを大切にするあたり、なかなかやるな〜と我が子ながら思う。

こうは言ってもうちの長女は自慢の長女でどこに出しても恥ずかしくないくらい社交性と思いやりとユーモアを持ち揃え、親からの信頼も厚い。そして周りもよく見ていて、何にでも一生懸命になれる純粋な気持ちを持ち合わせている (べた褒め)

そして、とくに大人ウケのいい愛されキャラだ。

同じ学校の違うクラスのママさんにも、よく「 あ~!○○ ちゃんのママなんですね~」と笑顔で挨拶して貰え、ファーストインプレッションはいつもかなり良い。有難い、有難い。

そして先生陣や校長、保健室の先生とも仲がいいので、下2人は入学とともにかなり歳先の良いスタートを切れることとなる。恐らく2人はそんな恩恵には気づきもしないとは思うけど。

そして何よりうちの頼れるリーダーだ。

うちでは「お姉ちゃんだから」と長女にいうことはない、その代わりに「あなたはリーダーなの」と言っている。

本人もまんざらでもないが、たまに職権乱用が見られる。が、下2人にはたまに我慢してもらうしかない。なんせ、それ以上にいろんな事を任され、我慢してるんだから。

母の心子知らず、ならぬ、長女の心、兄弟知らず。だな。

アナと雪の女王の、エルサ側から見た天真爛漫で姉の気持ちなんてお構いなしのアナか、もしくはアナ側から見た、健気な妹をシャットアウトする冷たい姉か...

長女がいるから、1人でちょっとそこまでのお出かけが可能なわけで、下2人は長女さえいれば安心できるらしい。ちなみに次女(3番目)は兄(2番目)だけでは心細く家で待てない。逆もしかり。

長女に産まれてしまったから、選択肢はなく生まれながらに長女なわけだ。見えないがきっと大きな荷物をしょってるに違いない。

よく「お兄ちゃんか、お姉ちゃんが欲しい」というが、残念ながらその願いは叶わないと思うし、この先も叶うような状況にはなりたくない。

長女が3歳の時に2人目が誕生したので、それまでは誰と争う事なくママとパパの愛情を一人占めしてたのよ。と話しても本人は覚えてないからしょうがない。写真の数で分かりそうなものだけどね。

よく長子とはぶつかる。と聞くが、それはきっと自分に似てるからなんだと思う。考え方や話し方、特に口グセなんかは気を付けないと完コピになってしまってる親子もいる。うちも例外ではない。最近パパに対する態度が私に似てきた気がする。気をつけなければ..

あっと言う間に10代になって、あと10年もしたら恐らく一緒には住んでないんだろうな~と思うと感慨深い。なんだかんだ言って子供と一緒にいる時間は結構短い。私なんかも18で家を出たからそれを考えると、あとたった7年しかない。

毎日は平凡で単純で、いつものルーティンをこなすだけの何の刺激もない毎日だけど、本当はその平凡で退屈なルーティンを今日も無事こなして、家族が一緒の屋根の下で眠れるって事は、当たり前でなく感謝しなきゃいけない事なんだろうな。






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