家族の証明
先日、ひょんな事から主人と私と子供の繋がりを保健会社に証明しないといけなくなった。
証明書なら戸籍謄本でいけるだろうと大使館に行ったところ、戸籍謄本は日本国内でしか取れない、とのこと。
ほ〜。
で、出生証明書は出せるが、それには戸籍謄本が必要だとのこと。
は〜....
他に何か証明できるような書類は出せますか。
と聞くと、
「ないですね〜。」
とのこと。
この言葉を聞いた時、ちょっと怖くなった。
親子を証明する公的書類は海外ではすぐに手に入らないらしい。
こんなに当たり前に毎日を過ごしている家族との証明、
親子かどうかなんて、
友達や近所の人、学校の先生、SNSでの投稿なんかで一目瞭然なはずなのに、
「公的に証明しろ。」と言われたらすぐに出来ないなんて....
そして同時に同居を証明する書類も必要で、主人はアメリカ人。
日本大使館で出してもらえる在留証明書は日本国籍の私と子供達のみ。
家族の証明、親子の証明、そしてみんなが一緒に同じ屋根の下に住んでいるという事を証明するのって以外と時間がかかり、難しい。
かなり前に「無戸籍の子供達」という本を読んだ事があって、その事がすっ〜と脳裏に浮かんできた。
こういう事なんだ...
幸い、私は実家に頼めば戸籍謄本が取れる。でも、もしこれが取れないとなると、この当たり前の毎日が無くなってしまう可能性もあるだなんて、今まで考えもしなかった。
「行ってらっしゃい!」
と見送った主人や子供達が、
「ただいま〜!」と当たり前に帰ってくる毎日。
そしてそれを当たり前のように迎えられる毎日。
今週末の予定や、連休どこ行くか。
なんて話すのもふつーの毎日。
このなんでもない当たり前のような毎日を過ごせている私は幸せなんだ。
と、改めて感謝できる気付きをもらった出来事でした。
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