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子供の習い事=悩める親〜夢中になれる芽を育てたい〜

子育てを別として、私はプログラミング教室のバックオフィスを仕事としています。

「バックオフィス」と聞こえはいいですが、まあいわゆる事務一般。小さい教室だから、マーケティングやイベント企画、その告知のSNS拡散、営業とやれる事なら何でもやってます。

これが私には結構面白い。

プログラミングを始め、算盤や幼児教育も提供してる教室なんですが、なんせ私がアカデミックでないため営業といえど押しは弱く、またプログラミングと言われても未だ良く分からずで、C言語?C#? はてさて....? な状態...

将来子供達の生活には嫌でも関わってくるプログラミング。せっかくなので長女を通わせてみたら1年くらいで「もういい」とやめてしまいました。

親としても続けて欲しかったけれど、ここで苦手意識が芽生えてしまったら取り返しがつかないので、じゃ~また気分が変わったら。とストップ。

しかしながら、ハマる子はとことんハマるらしく12歳にしてコードのみをひたすらコマンドに打ち続ける文字プログラミングを黙々とこなしています。

す、すゲー。

集中するってこう言う事をいうんだな...

と感心しまくり。

同時に、うちの子のこういう姿が見てみたい。というのも本音です。

どんな習い事でもそうだけど、我が子がバシっとハマる習い事を見つけ出して、誘導して、発見して、そして、それをさせてあげてサポートしている親御さんて、本当に凄いし、素晴らしいと思うんです。

だいたい子供が小さいうちは親のサポートなしにはまず習い事はできないですしね。

私の友達の一人に、長女にピアノを弾かせたくて習わせていた方がいました。

しかしその長女はピアノには全く興味がなくチアリーディング(チア)がしたいと常日頃から言ってました。が、母親としてはチアよりもピアノの方が長い人生に役立つと思っていたので聞く耳持たず、「全然練習しないから本当腹立つ!」とグチっていたのを思いだします。

ピアノの事でよく母子ケンカをするので、ご主人には「ピアノはお前のエゴだ。やりたくないなら辞めさせろ。英語か何かさせる方がもっと有益だ!」と言われた。と彼女が話していた時、正直に私も「今回ばかりはご主人が正しいと思うよ」と伝えたのを覚えています。

それから数カ月後、その友達の長女はピアノをやめて、チアを始め、日本に戻ってもチアを続け、なんと今年の春からチア日本一と言われる強豪チーム率いる高校に行く事が決まった!と嬉しい報告が入りました。

ああ~、本当に花が咲いたんだな。と我が子のように嬉しかったし鳥肌もたちました。(きっとこの鳥肌は感動 )

あの子は本当に本当にチアがやりたかったんだな~。

本人が頑張ったのももちろんだけど、我が子を信じてその環境に入れてあげて、送り迎えも下手すれば車で片道1時間、遠征は飛行機、そんな多大なサポートを続けているその友達にも「頑張ったね、おめでとう!」の拍手を送りたい。

これぞ無償の愛。

子供が頑張って輝いている姿ほど親にとって嬉しいものはない。

そしてこれこそ「努力は夢中に勝てない」という事なんだな、と実感させられました。

「夢中になる」のは絶対的に「自分の意志」が必要になるから、自分が「させられてる」状況では「夢中」は出てこない。なので「自分はこれがやりたい」と自分で決めて初めて「夢中」が芽生え始めるんだと思います。 

また、最終的には自分で決める事は不可欠だけど、その最終地点までエスコートする/できるのはやはり親だし、子供の「させられている」意識を「やりたいから続けている」に変えてあげられるのも親なんじゃないかな、とも思います。

ましてや、その辞めたがってる習い事が上手に出来ている事なら尚更「本当に辞めさせてしまっていいんだろうか」、と本人以上に悩まれる親御さんもいるでしょう。

そこには「子供を信じる」のその奥に、親自身の「自分を信じられるか」が重要なキーになっているんだと思うんですね。

一度始めた事をやめる。というのはどうも聞こえが悪く躊躇してしまうけど、子供の意志を尊重して新しい事を始めさせてあげる 。

これ、結構勇気のいる事だと思います。

たかが習い事、されど習い事、心から「私はこれがやりたい!」と思えるものを小さい頃から見つけられる事ほどラッキーな事はない。

うちの子達も早く「私にはこれがある!」と思えるものに出会って欲しいな、と思う母でした。





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