『賢く生きるより辛抱強いバカになれ』稲盛和夫×山中伸弥
<内容>
京セラ、KDDIを創業、JALを再建した稲盛和夫とiPS細胞を開発し、京都賞、ノーベル賞を受賞した山中伸弥の対談集。
<おすすめポイント・心に響いた言葉>
・稲盛氏や山中氏の考え方、人となりを知ることができる。
・リーダー論を学べる。
・「人類の未来は科学の発展と人間の精神的深化のバランスが取れて初めて安定したものになる」
・「リーダーという存在は、相手が聞く耳を持っていようともっていまいと、自分の信じるところを諄々と部下に説いていき、心から納得させないといけない」
<感想>
大学の専攻は有機化学だったけど、機械工学も好きだから勉強していたことで、後に役立ったという稲盛氏の話を聞いて、自分の好きでやったことが絶対に力になるのだと思えた。また、稲盛氏は自分の仕事をする時に、そこに私心が混じっていないか慎重になるそうだ。人の役に立ちたいと思ってそれを最優先に行動できる2人がすごいと思った。
ずっと全力で走り続ける稲盛氏と、サポートに回っている山中氏という違いも観られた。ノーバル賞をとったり、有名な人なのに常に自分が一番貢献できる立場を考え、謙虚な2人がすごいと思った。
<今回読んだ本>
題名:賢く生きるより辛抱強いバカになれ
作者:稲盛和夫×山中伸弥
出版:2014年
発行:朝日新聞社