カートンナイト、台湾へ行く
こんにちは。
トレカ界隈の情報提供怪人、カートンナイトです。
今回は台湾に行ってきたことについて、紹介していきます。
1日目は台湾のカードゲーム事情を調査がてら街ぶら
2月上旬、台湾はお正月でした。
正月は龍をモチーフにしているらしく、街のところどころに「龍」を見かける。
ホテルに着きチェックインを済ませ荷物を置き、まずは三越にあるポケモンセンター台北に行ってみた。
旧正月中の時期だったのですごい人の数で混雑してました。
三越グループが運営していることもあり、日本語を話せるスタッフが対応。
ここでもお正月モチーフの龍とコラボしたグッズが多数あり、特に遊戯王×龍(ドラゴンメイド)、ポケモン×龍(カイリュー)は力を入れている印象でした。
ポケモンセンターをまわった後、「台北中央駅付近に台北の秋葉原のような場所がある」と聞いていたので、そこに向かってみる。
カードショップの前に屋台が出ていたりとお祭り仕様。
これもお正月の影響なのか。
カードショップはというと、「古き良きカードショップ」という感じ。
カードが陳列していてダンボールはむき出し。
お菓子や飲み物も売ってた。いいね。
店舗の3階にはデュエルルームが常設30席ぐらい。
チラッと覗いてみると、対戦しているのは遊戯王とワンピースが多い。
事前に聞いていた情報によると台湾では遊戯王が元々人気でプレイヤーが多いと聞いていたが、遊戯王の世界チャンピオンのトロフィー等置いてあったりする結構な有名店舗だった模様
次の日がバンダイカードゲームフェス台北大会だからか調整してる人が多い。
カードショップも対戦してる感じも、日本とあまり変わらないなぁという印象でした。
店頭での販売状況に関して所感を述べておきます
ワンピースは日本語版しか置いてない。(英語版はまったくない)
ポケモンカードは日本語版の取り扱いはまったくなくて、パックもシングルも中国版のみ。
中国で日本語版のポケモンが人気で需要あると聞いていましたが、台湾県では扱いはそれほど良くないと、噂と実態のズレを感じました。
夕方になって、カードショップに子どもがたくさん入ってくるようになった。
中国語版ポケカパックを買ったその場で床に広げて開封(儀式)。
そこに大人が「交換しよう」と声をかけているのも見て、「こっちでもシャークトレード文化があるのか!? 大丈夫かよ」と若干心配になり。
店舗の人曰く「昔はTCGは高くて遊んでいるのは大人がメインだったけど、今は子どもがこうして手に入れることができるくらい安くなってる」ってはなしてて日本とはまた違う事情なのだなと文化の違いをリアルで聞けて良かった。
中国版のポケカに関しては一般的なコンビニ(というかファミリーマート)にも売っていたので、世間一般に広く浸透していると感じました。
2日目はイベント会場へ
今回の旅行のメインイベント「BANDAI CARD GAMES Fest23-24 World Tour in Taipei」へ。
台湾版のアプリ(TCG+)から事前申し込みが可能だったけど、海外在住のプレイヤーは申し込みができな人分は当日参加枠があるので余裕物故いていたんですが…
アプリでの参加抽選に落ちた人(キャンセル待ち)が100人以上いたみたいで、当日参加枠は落選した人から先着で全部消化することに。
同行した全員0回戦落ちでした。。。
ま、切り替えていきましょう、この時期に開催している「2024台北國際動漫節(台北インターナショナル・コミック&アニメーションフェスティバル)」へ向かう。
日本で言う「コミックマーケット」ですね。
なんと騒動員数40万人だそうです。
会場について入場の列を探してそれっぽい列に並んでたら「物販の列」と言われ、どこが入り口なのか人が多すぎて列も多すぎて分からない。
通りすがりのコスプレをした人に教えてもらってやっと入場(ちなみに入場料は日本円で150円ほど)
動漫節(どうまんさい)では会場内にはコスプレイヤーがたくさんいて、特にフリーレンが一番目にする機会が多いキャラクターだった、歩いていて「フリーレン」という言葉を一番多く聞いたと思う。
ほかのコスプレでは東京卍リベンジャーズとかもいて、日本のコンテンツがここまで周知されていることに驚きました。
別会場で原神のイベントをやっていたのでそのコスプレも多かったんだけど、動漫節は基本的に日本のアニメコンテンツのイベントらしい。
物販ではブースごとに福袋形式で中身が分からないグッズの詰め合わせ系が多く販売されていて、ほとんどが「完売」
さすが動員数40万人!!
ワンピースの台湾大会出られなかったのがツラ過ぎたんですが、うろついて元気もらえました
3日目は街の散策
この日は完全に観光へ切り替え。
台北中央駅の南に、西門(さいもん)という地域がある。
街の中心街的な繁華街だということで、そこに行ってみる。
海外一号店となる「カードショップmagi台北西門店」に行くためだ。
コレクター向けのトレーディングカードを日本で展開している専門店で、「日本語版のカードを海外で売る」という題目で台湾出店をしていたので実態を見た見たかった。
実際に行ってみたけど、ショーケースの1/4ぐらいしか商品が置いてなく、スカスカで正直言って「何もない」
ポケモンカードの日本語版のオリパや絶版ボックス、少しだけワンピースカードが置いてあって日本よりやや割高かなーという印象でした。
広いしキレイで内装もいいけど、お客さんいないし商品売れてなさそう
Google Mapのレビュー見てみてもちょっと可哀想な感じ。
気になる方は検索してみてください。
続いてボードゲームショップ巡りをしてみました。
海外ではカードゲーム専門店はそれほどメジャーなものではなく、ボードゲームショップやおもちゃ屋と併設されてるケースが多いんです。
Googleマップを頼りにシングルカードはないけどポケモンのパックならあるところを発見。
このお店ではポケモンカードだけ取り扱っていて、遊戯王、ワンピースはどこにも売ってませんでした。(在庫がないからなのかは不明)
台湾の卸売では中国版ポケモンカードが潤沢に在庫があるからか、今は店頭にあるものはポケモン一択みたいですね。
そして台湾中央駅の地下街がすごいと聞いて移動。
初日に言われた「台北の秋葉原」と言われている場所はこっちらしい。
現地について地下街に入ったら、秋葉原より騒がしいアキバがあった。
地下の通路の左右と中央にお店がずらー-------っと800mくらい続いてる。
ニンテンドーswitchやPS5の販売店、アニメグッズや一番くじ販売店、レンタルショーケース店がひたすら800m続いている。
高さがない分距離が長い、アキバのホコ天を彷彿させる盛況具合。
販売されているコンテンツを見ているとワンピース関連アイテム(フィギュアなど)が一番点数が多く強かったように感じます。
売り場面積的には一番くじがすさまじい人気なんだと実感しました。すぐ横のレンタルショーケース内にプライズがたくさん飾ってあるのは面白い現象でしたがw
ポケモンカードはここで初めて日本語版のカードやボックスを見つけました。買ってる人がいるのかはよくわかんないけど売りたい人はいるんだなぁ。
だらだらレンタルショーケースを見てると『超魔導剣士ブラックパラディン』のレリーフ美品や『デュエリストレガシーvol.1』の未開封BOXなどの掘り出し物がザクザクありました。高額商品は値札が貼られておらず店主がLINEで出品車に確認を取って交渉するという合理的だけど手間がかかる方法だったのが面白かった。
カードショップを名乗る店は複数あったものの、基本的にはレンタルショーケースが店内にびっしり置いてあり、店主のコレクションをファイルから見せてもらって買ったりする『古のカードゲームショップ』のシステムが生き残っててました。
結局、ぐるーっと「台北の秋葉原」を回ってみましたが、デュエルルームがあってカードの買取をやっている場所は1店舗(2か所)のみ。
確かにアニメコンテンツ目当ての人が通路にあふれていたけれど、日本のようなカードゲーム専門店は1か所だけということはそれほどカードの売り買いは盛んではなさそうです。
台湾ではカードは売れてる、、?
最初は『古のカードゲームショップ』を見つけてテンションが爆上がりで色々見せてもらいましたが、どこにもカードで遊ぶ場所がないと感じました。
実際これだけレンタルショーケースで売っている場所があるわけだから、実際売れているわけで… カードゲーム自体はどこで遊んでるんだろう。
別記事で詳しく考察した「台湾のカード事情」をまとめてみる予定なので、お楽しみに。
余談
地下鉄とかにこういったグッズ自販機が当たり前にいろんな場所に置いてありました。
街を歩いているとポケモンやワンピースのキャラクターがいろんな場所に溶け込んでいて、コンテンツの強さを感じていましたが…
それに対応して自動販売機の数もラインナップもものすごい、販売戦略が凄まじいと感じてました。
当たり前に街並みにキャラがいたら、そりゃグッズも売れるだろうなー。
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