引用#2

私たちは何かを理解しようとするとき、わけのわからぬものを説明しようとする子供のように、その「何か」の比喩を探しているのだ(68−69)
これらの具体的な比喩は、私たちを取り巻く世界を知覚し、理解する力を著しく増強し、文字どおり新たな事物を生み出す。実際、言語は知覚器官であり、たんなる伝達手段にはとどまらない。(65)


ジュリアン・ジェインズ『神々の沈黙 ー意識の誕生と文明の興亡』(柴田裕之訳、紀伊国屋書店、2005年)

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