毎日、旅先でウクレレ練習
4月16日にウクレレを購入した。
毎日、旅先でウクレレを弾いているけれど、こんなにも楽しいものだとは思っていなかった。
今回、備忘録としてnoteを書くことにした。
私は旅暮らしをしている。
家を持たずに、ADDressというサービスを1年利用しながら、去年は全国を巡っていた。今年は関東圏をゆるりと巡っている。
茨城県大洗の滞在中に、購入を決めた。
今回訪れたのは、家守さん(※ADDressというサービスにおける、家の管理人の呼称)に会うためだった。
7月からオーストラリアへワーキングホリデーに行ってしまうとのことで、家守さんがいる間に
コーヒー豆の焙煎方法を教えてもらった。
焙煎したコーヒー豆でコーヒーを淹れた。
焙煎済みの豆をいただいた。
使っていないというコーヒーミルをもらった。
今回の滞在では、家守さんに会うほかに、コーヒーの淹れ方を教えてもらうことも目的の一つだった。
そして、その予定はなかったが…ウクレレを購入した。
2年前にウクレレを購入したことがあった。
チューナーで音を合わせることまで覚えたが、その後は所有していることで満足してしまった。
練習する時間は、作ろうと思えば作ることができた。
しかし聞いてもらえる相手もいなかったため、日常的に練習する習慣は根づかなかった。
「所有欲を満たす」だけの買い物になってしまったな、と反省した。
そして、家や職を手放すのと同時にウクレレも手放すことにした。
※ワールドギフトさんに寄付した。
次に買うときは、本格的に練習するときにしようと決めた。
今回、ウクレレを買いなおすきっかけになったのも、家守さんだった。
家守さんがギターを練習していた。部屋でその音色を聞いては、楽器のある生活とはこんなにも豊かなのかと感激した。
これまでもゲストハウスに行ったり、旅行者と交流するなかで、ウクレレで交流することがあった。
「旅にはウクレレ」というけれど、実際に購入して、旅先に持ち歩いてみて納得した。軽くて持ち歩きやすい。
音が明るくて、弾きながら歌うこともできる。一瞬にして場の一体感を生み出す楽器、という印象であった。
なによりも、「楽器が弾ける」という、こんなにもわかりやすいステータスはないと思った。
言葉でつながらずとも、音楽でつながることができる。
その分かりやすさたるや、一目瞭然だった。
1年間の旅暮らしの中でも、購入するきっかけをくれる場面は多々あった。
居酒屋のおかみさんが、ウクレレを教えてくれた。
「コード4つで、ルージュの伝言を弾けるんだよ」
衣笠でのクリスマスパーティで、ウクレレを囲んで歌った。
その時に、おかみさんに教えてもらったルージュの伝言を練習して、つたなくも弾くことができた。
ウクレレって楽しかったんだな…
という肯定的な体験が、ウクレレへの思いを強めていた。
「2023年はウクレレを本格的にはじめよう」
と決めていた。
そのときが来たのだなと思った。
「買うなら、いま!」
…
毎日、ウクレレを練習するようになって気づいたことがある。
「ウクレレを弾けない自分」
「人に聞かせるには、つたない音」
はじめは、こうした「初心者」としての抵抗感があった。練習するにおいても恥ずかしさがあった。
でも、何事においても最初は初心者なのだからと練習した。
そして練習すればするほど思う。
私が楽しんでいれば、どんなにつたなくとも周囲の人も心地よく受け入れてくれるものなのだなと。
「聞かせる」ことはいまだに抵抗感があるが、
練習を「聞かれる」ことには慣れた。
なんなら、興味を持って弾いてくれる人が増えた。
ウクレレを購入してくれる人がいた。
ウクレレ練習仲間も増えた。
ウクレレを弾けたら「芸」になると思っていたけど、
ウクレレを弾けなくても、コミュニケーションをとることができるのだと知った。
茨城県の大洗では、コードを覚えて、リズムを取ることに精一杯で、歌うことができなかった。照れくさかったけど、つたなく弾いている姿にいいねと言ってくれた。
静岡の用宗では、カントリーロードを英語で歌ってくれた。
ともくんがコードを教えてくれたり、歌ってくれた。
静岡の榛原では、私が弾くカントリーロードに合わせて、ギターを弾けるお二人が演奏してくれた。一緒にいたあみーごさんが、歌ってくれた。
神奈川県の鶴巻温泉では、なんと「ルージュの伝言」を教えた。さんちゃんとまいこちゃんと弾いて歌った。
別れの曲を練習していたら、よっしーがウクレレに興味を持って買うに至った。ユニットを組んで、一緒にハッピーバースデートゥーユーを弾いた。
こうした音楽での繋がりが、心地いいな~と思えた日。
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