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ポジティブ心理学

1.理論の概要

これまでの心理学は悩みや苦しみ等、心理的な問題の解決や緩和を主なテーマとしてきたが、そもそもカウンセリングはクライエントにとってより良い人生に寄与しなければ意味がない。

人間のネガティブな側面だけでなく、ポジティブな側面(長所や強み)を明らかにしてそれらを増進させていくことも必要という発想からマーティン・セリグマン(1942~、アメリカ心理学会会長)により提唱され、1998年に誕生。

個別の支援に留まらず、家族・学校・職場・共同体・社会づくりを通して、地球上の幸福量を最大化することも重要なテーマ。

《3つのテーマ》
①ポジティブな主観的経験
個人が経験するポジティブな感覚(幸福感、快感、満足感、充実感など)
主な研究成果:ウェル・ビーイング理論フロー経験など

②ポジティブな個人的特性
個人がよりよく生きる為に発達・発現させるべき特性(強み、才能、興味、価値観など)
特性を調べるツール:VIA強みテスト、各種エクササイズなど

③ポジティブな制度
ポジティブな主観的経験や個人的特性の発達・発現に繋がる環境を整備すること

2.理論家のプロフィールや背景

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