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行ってきました!トライ式

トライ式高等学院(通信制高校)訪問記(5月17日)

面談:キャンパス長 Hさん

すぐ、そこ!いつもの駅前だ

自宅から歩いても2分の距離。
柏にもサポート校があるが最寄りにある当キャンパスを選択した。
いつも利用するみずほ銀行のすぐわきのビル、その5F。
まさに府中駅前の立地にある。

生徒の在籍は現在30名程度で、
「春で3年生が抜けたから」との説明。

直近までは50名ほどの在籍だったとか。
疑問を感じ「あれ?では入学は春、というわけでもなくてバラバラ?」
「高校に入って、環境が合わなくなって引きこもったり、退学したり」。
そんな生徒が月で平均二人ずつ入学してくることになる。

一流校狙いだけじゃない

トライには大きく二つのコースがあり、一つは大学挑戦。
基本的にテレビでも宣伝しているように一流校狙い。
もう一つは、とりあえず卒業して高卒資格を手にするコース。

卒業するにはレポートがあり、その上でスクーリングしてのテスト。
これで必要となる74単位を満たせば、合格。晴れて卒業となる。
レポートは2単位の「コミュニケーション英語1A」で12ページ、
1単位の「同1B」で8ページの中学レベル?プリント提出。

年間345日をどう活用するか

要は、大きな負担はなく、年間数回のスクーリング以外は在宅で自主学習。
あるいは、サポート校を利用して
自分に合ったカリキュラムやスケジュールを組んで学習。
年間20日あれば、単位はクリヤーできる、と資料にはある。
残り345日の余裕時間はクラブ活動、受験勉強やバイトなど自由に活用。

「毎年弁論大会、というのもあるんですよ。エリアごとでまずあって、
1名代表を選出して、全国大会。昨年はウチから代表が出ました。
とてもいい刺激になるようですよ」

全日制公立高校?すでに終わっている

「自分に合ったカリキュラム、ですね。うらやましい。
そのうち公立高校なんてなくなっちゃいますよね、
無駄でつまらない授業ばっかりでしたもの。
60代の私の高校生時代、ほとんど50年前ですが、
それから何にも変わっていない。
半世紀の間、ですよ。化石みたいなもんですね」
大きく頷きながら「そうですよね、ただ通信はまだ認知度が低くて」。

推薦入試に有利な通信制高校

「一つ、大学受験で有利な点があります。きちんと単位取得に取り組めば、
評価が5段階の5でそろえることができ、
すると大学に推薦で入ることができるようになります。
あとは面接試験になりますが、こちらも真剣に取り組めば、
けっこう成功するし、たとえ落ちても進路に対する意思が明確になるので、
それなりの成果につながっていきます。」

自分事で考えられる力を

「放課後等デイサービスでの準備として
中学生に身に付けていただきたいのは、
進路や学習を『他人事』ではなく『自分事』ととらえる力ですね。
放課後等デイサービスと通信制高校との連携は
興味深いです。柏の方にも連絡を入れておきます。」

「トライ式」って、推薦入学狙いだ

礼を述べてキャンパスを離れ、近くの喫茶店で昼食がてら
資料に目を通す。そうするうちに、ハタと気が付いた。
「トライ式」って、、、
少子化時代を狙っている。

受験生を選別する時代は間もなく終わる。
というか、すでに新たな時代が始まっているのか。

受験する生徒が減っていけば、
基本は全員合格。
かといって、さしたる学力もなく個性もない、
そんな生徒をむやみに入学させれば全体のレベルダウンにつながる。
そこで時代は推薦入学、個性重視の選別方式へ。

だからこその弁論大会。だからこそのクラブ活動。
「推薦入試」に勝つ仕組みを作り上げている。
やっぱり、トライってすごい!
テレビ宣伝と同じようにして、とてもビジネスライク。
すべてが計算ずく。矛盾だらけの日本の教育産業
その矛盾をどんどんビジネスチャンスに変えていく。

柏には評判のN高等学校などもあり、
発達障害受け入れに前向きな学校も多い。
通信制高校から目が離せない。

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