見出し画像

代車でひき逃げ

 修理に預かった車の代車に弊社の軽自動車を貸し出した。
 修理が完了し、修理車を代車と入れ替えたが、雨が降っていたので車に傷がついていたことに気づかなかった。 

 二日後、洗車していてその傷に気づいた。 

 傷は助手席側ドアミラーと左フロントフェンダー付近で結構深く、それなりに目立つ。

 しかし、二日も経っているので、今さら「貸した車に傷がついていた」ともいえず、しばらくそのまま使うことにした。 

 ところがさらに二日後、この車を警察が「ひき逃げ車両として捜査している」との情報(連絡)が入った。 

 警察に聞いた事故の状況だが「被害者の話では、軽自動車が左折する信号待ちで停車しているところに、あとから左側に自転車でつけたが、気づかれなかったことによる『巻き込み』だ」ということで、傷の内容と事故の日時は合致する。

 弊社はどうしたらいいか?と聞かれたが、どうもこうもない。
 貸していた証拠(客観的に証明できる貸出し簿の様なもの)はあるか?

 「ない」

 貸出簿を作っていないのか?

ここから先は

758字

車の故障・トラブルには強いけど、販売、経理、保険等、修理以外のことはちょっと苦手なのが自動車整備士。様々な実例を知り、予防策を構築してくだ…

マイナーですが必要な方も多い情報なので事業者には好評です。ただ、内容はあくまでも参考程度にお願いします。時々講演会にも呼ばれますので購入代金はその際の交通費の『サポート』に使わせていただきます。よろしくお願いいたします。