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AI人材になろう②

前回に引き続きAIビジネスについてです。
今回はどこでAIが活躍しているのか、AIを導入したい企業がすべきこと、AIビジネスの課題の3部構成です。

AI活用の現場から

昨今は様々なビジネスシーンで使われているのですが顕著なのが小売業界でトップは言わずもがなAmazonです。彼らはAIは顧客中心主義を実現するための強力なツールとして使いこなしています。
そのためにシステム設計の最初からデータサイエンティストを参画させて、将来的に必要になるデータは何なのかを一緒に検討してデータベース設計をしていると考えられます。なぜならデータがなければ分析のしようがないから。あとから必要だと気付いた場合は取り戻すのに時間がかかるので、だったら最初から参画させようという事です。

AIを導入したい企業がすべきこと

先ずはAI抜きで会社の課題を棚卸してみることからです。そもそもAIを利用するとどんな課題を解決できるのかが分からないのですから、課題を棚卸してからAIで解決可能な課題なのか否かを検討した方が効率的なのです。
そのあとでAIやデータ分析に強い会社に協力してもらって、対応是非を検討していきましょう。
そして次のステップとしてはサンプルデータで分析をしてみましょう。他社に委託しても良いです。既存のデータで分析が可能なのか、不足データの取得が可能なのか、ビジネスに対してどの程度インパクトがあるのかを知ることができます。
個人的に2番目のステップは専門としてる企業に委託するのが良いと思います。理由は簡単でAIやデータ分析に強い人材のほとんどはSIerにいるからです。

AIビジネスの課題

ここではAI人材がビジネスをする上での課題を書きたいと思います。
まず最初が『バイアスを取り除く』です。AIを教育する人間のバイアスによってデータが偏ってしまうと、AIはそのバイアスを助長させた示唆を示してしまうことがあるからです。客観性を保ちましょう。
次が『個人情報の取り扱い』です。ヨーロッパの個人情報保護の取り決めであるGDPRはインターネットを使ったビジネスという観点では全世界で守らなければならないルールになりました。知らなかったでは済まないのでしっかり対応しましょう。
最後が『著作権の取り扱い』です。AIが創作した絵画、キャラクター、文章は誰のものなのか。これらは今後ルールが明確化されることになると思いますので注意が必要です。

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