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こういう時こそゲーミフィケーション

7都府県で緊急事態宣言がなされ、不要不急の外出を自粛している私も含む多くの人たち。今回は現在直面している問題をゲーム化することで、ポジティブな気分で事態を乗り切りましょうというのがテーマです。そう、そして今回のキーワードが『ゲーミフィケーション』です。

クエストとクリア条件

先ずはRPA仕立てでクエストとクリア条件の確認です。『世界征服を企む魔王を倒して世界を救う』とか要するにアレ出す。
今の状況はそれよりも複雑ですが、クエストとクリア条件は以下です。
【クエスト】
世界中で蔓延している武漢で発見された新コロナウィルスから人類を守る
【クリア条件】
医療機関が完全に崩壊する前に、武漢で発見された新コロナウィルス感染者がいなくなる(感染の予防、感染者の回復)
抗ウィルスワクチンが開発され全世界で使用可能になる
緊急事態宣言後に経済を立て直す

面白いゲームの4つの要素

さてクエストの内容とクリア条件が出揃ったら、それを面白いゲームの形に仕立てましょう。面白いゲームには4つの要素があり、それを満たせばより積極的に取り組めるようになります。それでは1つずつ。
1.勝てること(Winnable)
当たり前ですが勝率0%のゲームなんて誰もやりません。しかし100%だとすぐに飽きられてしまいます。因みにプレイヤーはゲームをプレイする中で約80%は失敗しているそうです。つまり勝率は20%程度に調整されていると、プレイヤーはゲームに熱中します。
今回のクエストで勝てそうな課題というと、未感染者であれば『自身の感染の予防』でしょうか。現実問題としては勝率20%では足りませんが。
2.斬新な課題(Novel)
面白いゲームには頑張ればギリギリで超えられる難易度の課題が必要なのですが、ずっと同じ勝率20%の課題では飽きられてしまいます。5面体のサイコロで特定の数字を出すなんて退屈です。
感染の予防に関連する課題としては、最初は手洗いの徹底やマスクの装着や除菌していない手指で鼻をほじらないことの徹底だったでしょう。そして花粉症シーズンと重なってマスクが枯渇したり転売屋が跋扈したりという新たなイベントが発生しました。
このフェーズではどうすべきか。忘れてはいけないのが今回のクエストに『全人類が』というワードがあることです。つまり自己保身に走って買い占めをするとクリアが困難になることです。何かを買いだめしたいと思ったときは一歩引いて考えてみましょう。
3.目標(Goals)
これは本人が目標を決めることが重要になります。主体性がモチベーションに繋がるからです。
そしてこの目標に関しては『失敗しても良い』『リトライ可能』ということも非常に重要になります。勝率が20%なのであれば当然ですね。
その結果、次々に現れるギリギリで超えられる難易度の課題に対して、果敢にタックルできるようになるのです。
因みに私は医療従事者でもなければ製薬業界の人間でもないので、ワクチン開発という目標は立てませんでした。貢献できないので。
ただ、経済立て直しに関しては貢献できると考えました。街には苦境にあえぐ個人店が多く存在します。彼らを倒産の危機から救うのです。ですので最近はテイクアウトできるレストランを利用するようにしています。
4.フィードバック(Feedback)
最後がフィードバックです。人は高頻度で小さな進歩(成功体験)が得られると長期に渡って高いモチベーションを維持できます。
この記事を書いている時点では感染者が増える見込みなので改善が進んでいる感覚はないですが、減少傾向に転じたときは毎日状況を確認することができます。そして改善が進んでいれば更にモチベーションは高まるでしょう。

まとめ

というわけで今回はゲーミフィケーションを使ってこの難題を乗り切りましょうというテーマで書いてみました。いかがだったでしょうか。
仕事以外の場でも使えるゲーミフィケーション。お試しください。

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