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目指せ!年収75,000ドル

皆さん、年収いくら稼ぎたいですか?
1,000万円?1億円?
いやいや、それはいくらあっても困らないし…ってことで質問を変えます。

年収いくらあったら困らないですか?
因みに令和元年9月の調査では、441万円が日本の平均年収です。
もう少し掘り下げていくと男性が545万円女性が293万円と結構差があることも分かります。

そして仮に平均ど真ん中な二人が世帯を築くと世帯年収は838万円です。
細かい計算は省きますが、そこから保険・税金・年金なんかで20%くらい引かれて手取り年収は670万円くらい。ボーナスなしだと月の手取りは56万円弱です。
仮にこれを読んでいる皆さんがご夫婦+子供二人だとしたらどうでしょう?なんとなくですが困らない気がしませんか?

一応その他の年収の場合の手取りはこんな感じです。
全国平均の額面年収 441万円、手取り年収 353万円、月の手取り 29.4万円
男性平均の額面年収 545万円、手取り年収 436万円、月の手取り 36.3万円
女性平均の額面年収 293万円、手取り年収 234万円、月の手取り 19.5万円

実は冒頭の75,000ドルという数字。(今のレートだと820万円くらい)
この数字というのは認知心理学社にしてノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの研究で明らかになった数値で、『もうそれ以上は幸福感を味わえないという所得の閾値』なのだそうです。

多少乱暴な表現かも知れませんが、これよりも著しく低い所得だと生活にストレスを感じ、これよりも著しく高い所得だと忙しくて豊かさを享受できないということなのだと思います。
例をあげると、所得の低い側の人は老後資金が不安であるとか学費が払えないとか今の給料では生活ができないといった、生活する上で強いストレスを感じます。
逆に所得の高い側の人は能力以上の結果が求められるとか超長時間労働とか権力闘争が激しいといった、仕事をする上で強いストレスを感じます。

また、この研究では年収が75,000ドルに向かって上昇する際に上昇率が下がることも分かってます。2010年には60,000ドルとされていたことを考えると、もしかしたら年収650万円も年収820万円も幸福度的には大差がないのかも知れません。
そして年代や家族構成によって、必ずしも820万円が必要だというわけではありません。

ただ、これを一つの目安にしてキャリア設計をしてみるのもありかも知れません。

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