見出し画像

幸福の4要素

幸福を構成要素に分解したことってありますか?
『残酷すぎる成功法則』という著書でローラ・ナッシュとハワード・スティーブンソンの調査結果では以下の4つだと解説されています。
1.幸福感
2.達成感
3.存在意義
4.育成
今回はこの4要素について考察したいと思います。

お金だけじゃない

まず、年収という単一の基準で人生の成功度合いを測ろうとする行為は、それ即ち崩壊戦略であるとされています。
生涯年収というものは国、職種、会社、役職によってある程度決まっていて、私たちはその残酷な事実を理解しています。そしてほとんどの人はビル・ゲイツやウォーレン・バフェットにはなれません。
そのため年収というたった一つの基準で測ろうとする行為は必ず虚しい結果になります。1日で自分の年収を超える人がいることを知ったうえで、同僚よりも成功しているとか親よりも成功しているといった相対評価になるからです。
そのためにこの4要素とそれらのバランスで自身の幸福度を測る必要があるのです。

測ってみよう

自身の生活の過去1週間や1ヵ月または1年を振り返ってみて、この4要素を追求するためにどれ位の比率でリソースを投入してきたかを振り返ってみましょう。
まず『幸福感』ですが、これは楽しむという行為です。趣味や運動、やりがいを感じている仕事でも良いです。
次に『達成感』ですが、これは目標を達成する行為です。資格を取る、ダイエットをするといった長期的な目標でなくても、毎日1時間は本を読むだとか、毎日HIITというエクササイズをするとかでも良いです。
次が『存在意義』ですが、これは『他社の役に立つ』行為です。同僚の仕事を手伝うであったりボランティア活動をするであったり家族のために夕食を作るであったり。
最後が『育成』で、『他社に伝える』行為です。子育てや部下の育成もそうですし、noteを通じて情報を発信することもそうです。

最適なバランス(比率)は人それぞれ

測れたらどの要素が不足していると感じるかを考えてみましょう。幸福になることを考える時にネガティブな面に目を向けるのは嫌なものですが、ここは頑張りどころです。
なぜなら最適なバランスは人それぞれだからです。それどころか年を重ねると変化することすらあります。自身が未熟であれば『達成感』が幸福度に大きく寄与するでしょうし、十分に経験を積んだ人であれば『育成』に多くの時間を割きたいと考えるかもしれません。なので時間の配分を測って自分の理想の配分に近づけましょう。

まとめ

我々人類はおよそ3万日程度しか生きることができません。また、この4要素を同時に満たせる行為は恐らくないでしょう。ですから未来の時間にこの要素を割り当てましょう。そして幸福度を下げる行為に費やす時間を可能な限り減らしましょう。
自身の幸せ、ひいては大切な誰かの幸せのために。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?