エッセンシャル思考、それは必要なことだけを見つめること。

あなたはエッセンシャルと聞いて最初に何を思い出しますか?私はキューティクルという言葉とともに花王のシャンプーを思い出しました。
しかし最近ではビジネスマンのパフォーマンスを上げるための考え方としてエッセンシャル思考という言葉が使われ始めています。
今日はそんなエッセンシャル思考について皆さんにシェアしたいと思います。

要するにタスクのミニマリスト

先ず結論から言ってしまうとエッセンシャル思考な人とはタスクのミニマリストだと私は考えます。生活するうえで本当に必要なモノだけを所有して生きるというライフスタイルの人達です。
両者は共通するあることを重要であると認識しています。それは現代は選択可能なタスクとモノが多すぎるという事。
例えば家のクローゼットの中。お気に入りで良く着る服以外に、既に着ていない(着られない)服でパンパンになっていないでしょうか。
仕事でもこれが起こります。タスクを詰めすぎて勤務時間内ではおわらない仕事量になって、結局は毎日残業していませんか?それでも評価が上がらなかったり…
これを成果につながる本当に必要なタスクだけをこなしてパフォーマンスを上げようという考え方こそがエッセンシャル思考です。

最初に理解すべきみっつの真理

それではエッセンシャル思考に興味を持ってくれたあなたに先ずはみっつの真理を紹介します。
ひとつめは『選択』です。仕事は選べるものという考え方を持ちましょう。
次が『世の中の大半はノイズ』だということ。重要なタスクってそんなに多くはないという考え方を持ちましょう。
最後が『トレードオフ』です。世の中の大半を占めるノイズ的なタスクを与えられるがままにこなしていたら、重要なタスクに費やす時間も体力も残っていないという事態に陥ることを理解しましょう。

そうは言っても

そうは言っても与えられた仕事がどの程度重要か否かなんて分からないとか、業務指示として受けたタスクに選択の余地なんてないという意見もあると思います。正直私もそう思います。
このnoteはグレッグ・マキューン氏のエッセンシャル思考という書籍を元に書いているのですが、一部のエリートビジネスマン向けだと思って本を閉じたこともある程です。
しかしそれでもできることはあるし、やらなければ一生変わらないのも事実です。従って私は少しずつでもこの考え方を身に着け実践しようと思いました。
次章からは実践編です。

では実践

前に述べたみっつの真理のうち最も重要なことは、ノイズ的な仕事と重要な仕事を『見極める』ことだと思いました。ただ、このために必要な能力は本書からはほとんど得られません。この能力については安宅和人氏の著書であるイシューからはじめよという書籍を読むことをお勧めします。こちらでは『見極める』ために必要なテクニックをクリティカルシンキングという言葉を使って解説しています。
正直なところ、この『見極める』という能力が身につけば後はそれ程難しい問題ではないと思いました。見極めた重要なタスクに集中出来るように環境を整えるだけです。上司や同僚に積極的に働きかけるのです。自身の取り組んでいる仕事が重要であると理解されていれば、他のノイズ的な仕事を振られにくくなりますし、振られそうになっても断りやすい状況になっています。

まとめ

私自身、元々ミニマルな生活をしていたのでエッセンシャル思考は比較的容易に理解できました。特に選択肢がある間に自分から選択をしなければ、誰かが自分の選択肢を奪うという意見に共感を覚えました。
そして見極めを間違うと同僚や上司との関係性も構築せずに好きな仕事しかやらない人という評価になってしまうので注意が必要である事実。
あなたはこの考え方についてどういった感想を持たれたでしょうか。

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