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老後資金はいつから貯め始める?

引退してからも生活するためにはお金が必要です。
老後2,000万円問題が良いか悪いかは置いておいて、仮に60歳までに2,000万円を貯めるとしたら、いつ頃からいくら位のペースで貯めるべきなのでしょうか。

20代〜30代から貯める意味ある?

国税庁の調査では勤め始めから所得は増え続けて50代でピークを迎えて、60代になるとガクンと下がります。つまり言わずもがな20代〜30代より、40代〜50代の方が貯金は容易です。極端な話ですが、55歳から毎年500万円ずつ貯めれば2,000万円には到達します。そういった年収カーブを前提としたときに、20代〜30代から老後資金を貯め始めるのは効率悪いかも知れません。
当然、人生何が起こるか分からないのである程度の備えは必要ですが。

ライフステージだって影響する。

あと年代によっては貯金を増やすのが難しい時期があります。
その中でも大きく影響するのが教育費と養育費です。一般的に子供一人を大学卒業まで22年間育てたときにかかる総費用は、すべて国公立でも2,700万円ですべて私立だと4,200万円ほどかかるそうです。更に母親は産休・育休中の収入がゼロになります。結果、所得の上がらない20代や子育て費用がかかる30代〜40代が貯蓄を増やすことは難しい世の中と言えそうです。

では50代に貯めるのが最適解なのか。

給与が人生のピークを迎え、子供が独立して養育費がかからなくなった50代。果たして貯金に最適な時期なのでしょうか。
私の考えとしてはそう、50代こそが貯蓄を増やすのに最適な時期だと思います。
確かに自身の健康上の問題や親の介護、リストラといったリスクが有るのも事実ですが、これより前の年代で節約して貯蓄するよりはマシだと思います。ではどうすれば貯蓄するのに適した安定した50代を迎えられるのでしょうか。

貯金より投資

私が心がけているのは”投資”です。
これは株式投資や不動産投資といった資産運用ではなく、自分の市場価値を高めるための自己投資です。会社員として働く傍らで大学院に通うことも出来ますし、資格取得のための勉強をすることも出来ます。もし学びたい分野がなかったり必要な資格が分からないなら、とりあえず英語の勉強をしましょう。今はまだビジネスレベルの英語が出来るだけで求人の数が如実に変わります。そして英語は勉強すれば必ず成長します。オンライン英会話でかなり安く英語を学ぶことも出来ますし。
このようにして自己投資をして自分の市場価値を高めることができれば、早くから無理なく貯蓄が出来るようになったり、リストラされにくくなったりと『安定した50代』に近づくことが出来ます。

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