見出し画像

他者の心を見つめるということ2

熊本で勉強を教えない個別指導スクール「はらっぱ探究室」を運営するトミマツシホです。このnoteでは、私が日々「学び」について考えていることや、私自身の「学び」について書いていきます。

一昨日、昨日と引き続き心を見つめるお話を。
今回は、私がいま受けているとある講座での学びをシェアできればと思います。

私は、はらっぱ探究室の生まれるきっかけとなった交流施設「はらっぱ」で、2021年から地域の子供向けに工作教室などの体験型イベントを主催してきました。小学生たちと触れ合う中で、この子どもたちの可能性を広げるにはどんな関わり方をすればいいのだろうかと悩み、スキルを身につけたいと思い、ラーンネットグローバルスクールが開催する「探究ナビ講座」に申し込むことにしました。

ラーンネットグローバルスクールは兵庫県神戸市にあるオルタナティブスクールです。1996年に開設されており、探究学習の先駆けとなったスクールです。(詳しくはスクールのHPへ)
たまたま聞いていたインターネットに創設者の方が出演されており、その教育観(下記引用)に感銘を受けました。ここで行われている学びを知りたい!と勢いでラーンネットを調べ、一般向けの講座が開かれていることをしり、速攻で申し込みました。

ラーンネットは、
すべての子どもが持っている
「好奇心」「探究心」「自ら成長する力」を
最大限に発揮する事を通じ、
その後の人生を力強く生き抜く「幹」を育みます。

ラーンネットグローバルスクールのHPより

私の受講している探究ナビ講座は、子育てで悩む保護者、学校や幼稚園の教員、子どもに関わる仕事に就く方から企業の人事・人材育成の方まで様々な立場の方が受講されています。
zoomでのグループワークが基本なのですが、その中で重要とされていることは「知る・感じる」ということ。ワークのとき、ディスカッションのとき、常に相手がどう感じているかを考えて発言するのです。なかなかこれが難しい。頭では分かっていても、実際の会話の中で相手のことを慮る余裕がありません。
2022年8月から半年の講座を受け、少しずつ相手の事を知るマインドになってきましたが、それを実生活でわが子やイベントに来てくれる子に対してできているのか、、、ということでもう1度申し込み、現在も講座を継続受講中です。

でも、2つだけ、この講座を受けて確実に変わったことがあります。
一つ目は、共感を心掛け、大人の都合を最初に主張するのをやめたこと。これは前の投稿にも似ているのですが、子どもとはいえ、相手にも都合があり、気持ちがあり、その優劣はないのです。当たり前ですが、今まではこの当たり前のことに気づけないシーンがたくさんありました。
ルールだから、○○でなければいけないからなど、つい大人の都合を押し付けがちだったなぁ。本当にそのルールが必要なのか、それも含めて大人と子供の都合をすり合わせていけたらなぁというマインドを持てました。

2つ目は、心理的に安全だと思える場所のあり方です。
探究ナビの講座は、講師の方が3名程度、受講生20名程度の講座です。その中で少人数でグループを組んでワークを進めていきます。グループワークの際は難しい課題もあり、うまくいかないことも多いのですが、その度に講師やほかの受講生からは前向きなフィードバックをもらえます。
初回は訳もわからずとんちんかんな感じだったんですが、それでも、良かった点、そしてもっとこうすれば良かったというフィードバックでした。
そうするとここでは、どんな発言をしても(もちろん悪意のあるものはダメだが)受け入れられるんだという安心感が生まれます。
そして、次はこうやってみよう、ああやってみようと、失敗を恐れたり恥ずかしがったりせず、素直に挑戦できる気持ちになるんですね。
これを心理的安全性と呼ぶようです。

はらっぱ探究室を心理的安全性の高い場所にしたい。
そう思い、心理的安全性について絶賛学習中です。

子どもの心は柔らかいものだと思っています。
その柔らかい心を柔らかいままに大きくしていってほしい。
それが私の願いです。

はらっぱ探究室では、柔らかい心を知り、感じ、そのままに導くことをモットーに学びのサポートを行います。
お問合せフォームはこちら




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?