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「いまの学校教育・キャリア教育」

こんにちは。彩菜です。
キャリアコンサルタント試験対策として、心のつぶやきとともに自学noteをまとめていきます。

「生きる力」を育むために

約10年ぶりに改訂、2020年度からスタートした新学習指導要領では、「生きる力」を育むために全ての教科を以下3つの柱で再整理している(幼・小・中・高)

  1. 生きて働く知識・技能の習得

  2. 未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成

  3. 学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性等の涵養

<どんなところが変わったの?>
小学校中学年から「外国語教育」を導入
小学校における「プログラミング教育」必修化
他にも「伝える力」や道徳性などの充実、特別活動を要としたキャリア教育の充実など、「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」の視点で、どのように学ぶかを重視しています


キャリア教育の定義・職業教育の定義・求められるもの

キャリア教育=ライフキャリア
「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」
‐幼児期の教育から高等教育まで、発達の段階に応じ体系的に実施
‐様々な教育活動を通じ、基礎的・汎用的能力を中心に育成

職業教育=ワークキャリア
「一定又は特定の職業に従事するために必要な知識、技能、能力や態度を育てる教育」
‐実践的な職業教育を充実
‐職業教育の意義を再評価することが必要

キャリア教育への取り組みが積極的な学校では、キャリア教育を「自分づくり教育」「生き方探求教育」という言葉でこどもたちへ伝えています。
どんな仕事があるか、どうすればその職業につけるかという切り口だった職業教育のさらに前段階、「どうして働くのか」「どんな自分になりたいのか」、人生を自分らしくえがくための教育なんですよね!

<注目すべきは求められるものの変化>
「社会的・職業的自立」や「社会・職業への円滑な移行」に必要な力として、「基礎的・汎用的能力」というのが重要視されるようになりました。

コミュニケーションやチームワーク・リーダーシップ、自他理解、将来設計や意思決定能力など…

「キャリア発達に関わる諸能力(例)」は「4領域8能力」とも記されていて、おとなの私でも正直重く感じてしまうのですが、勉強とは思わず自然な学びのなかで経験して身につけていくものであってほしいと感じています。

これらすべてが揃っている人間が素晴らしい!ではなく、得意なもの・伸びるものそれぞれの特性を活かし見極めながら、ひとりひとりの魅力を最大化できるような教育でありますように。

資料出所:「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(答申)
中央教育審議会(2011)

おまけ:はじめてのキャリアパスポート

キャリアパスポートとは
「児童生徒が、小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について、自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら、自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオ」のこと

文部科学省から様式例が示されていて、都道府県教育委員会等、各地域・各学校で柔軟にカスタマイズしながら活用されています。

もともとキャリアパスポートの存在を知っていて、はじめて持って帰ってくるのを楽しみにしていた私。

小1の長女の将来なりたいものは「歌姫」でした(笑)

そこだけみるとよくある将来の夢ですが、「1年間でできるようになったこと」や「自分の得意なこと」「楽しかったこと」など、1年間の経験や感情を振り返って「言語化」することがとても大切で、その積み重ねが「キャリア形成と自己実現」につながるものだと感じます。

親もコメントを残せる欄があったので、つい感情こめてしまいました。

#自学 #キャリアコンサルタント #試験勉強 #キャリア教育 #学校教育

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