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変幻自在に変わっていける!「プロティアン・キャリア」とは

こんにちは。彩菜です。
キャリアコンサルタント試験対策として、心のつぶやきとともに自学noteをまとめていきます。

今回は、変化の激しい時代だからこそ、ひとりひとりが柔軟に適応していくことが重要と考えた、アメリカの心理学者ダグラス・ホール提唱の「プロティアン・キャリア」。成功のものさしは「組織評価」ではなく「自己評価(心理的成功=自分が満足!)」と考えました。今の/未来のキャリアは「こうであるべき」と私のイチ推し理論です。

プロティアン・キャリアとは

変幻自在に変身できるギリシャ神話の中の神様 「プロテウス」が語源。
組織によって形成される・組織から与えられる・組織に評価されるといった伝統的なキャリアではなく、個人の志向によって柔軟に方向転換されるキャリアであり、キャリアの主体となる本人が成功(心理的成功)と思えるキャリアを自ら柔軟に構築していくことこそがプロティアン・キャリアです。

依存的でも独立的でもない、相互依存的な人間関係のなかで学び続けることで、プロティアン・キャリアを築けるとしています(関係性アプローチ)

ホールによるキャリアの定義
①キャリアとは成功や失敗を意味するのではなく、早い遅いでもない
②キャリアは歩んでいる本人によって評価される
主観的なキャリア客観的なキャリア双方を考慮する必要がある
④キャリアとはプロセスであり、仕事に関する経験の連続である

結果ではなく、プロセスそのもの!選択して、経験して、統合して、積み上げていくイメージ、積み上げたキャリアによってなんにでもなれる!
会社任せではなく、人生って自分中心に築いていくものだよねって改めて気づかされます。


2つのメタ・コンピテンシー

プロティアン・キャリアを形成するのに必要な2つのコンピテンシー(行動特性)

アイデンティティ|
価値観、興味、能力など自己理解・自己概念ができている

アダプタビリティ|
適応コンピテンス×適応モチベーション
変化へ適応できるスキル(能力)と適応しようとするモチベーション(意思)が必須

アイデンティティは「自分らしさ」とも表現できます。
自分は何がしたい(自己認識)や、自分を尊敬できるか(自尊心)、自分が心理的に満足するにはどうすればよいかを考えることにつながります。
アダプタビリティは「変化適応力」、組織内で生き残ることや評価されることではなく、自分の市場価値を理解し仕事に柔軟な姿勢をもっているか。
この2つがあれば、戦略的に主体的に変わっていくことは怖くない!

あわせてキャリア・アダプタビリティも覚えよう

おなじ「アダプタビリティ」という言葉で、マーク・サビカス「キャリア・アダプタビリティ」も覚えておこうと思います!

かん・とー・こー・じ!
①キャリア関心|自らの未来に関心をもつ
②キャリア統制|キャリアを構築するのは自分の責任だと自覚・確信
③キャリア好奇心|自らの可能性と未来のシナリオを模索
④キャリア自信|挑戦し困難を乗り越えることで得られる自己効力感

この4つ(4次元)がある人は、「ありたい自分になる」ためのキャリア・アダプタビリティ=Howを持っているといえる

「人生100年時代」とよく言われるようになりましたが、今は働き続けられる期間がぐんと長くなりました。人生100年も生きていれば、時代も暮らしも働き方もどんどん変わっていきます。

ポジティブな言い方をすると、何回だって望む姿に変身して生きていける!そんな風に考えています。
自分の人生だからこそ、自分で戦略的にキャリアを積み上げていきたいですね!!
(会社をうまく利用して自分がスキルアップしたり、得意領域で会社に貢献したり、相互依存的な関係のなかでしたたかに生きていいんです^^

#キャリアコンサルタント #自学 #ライフ #キャリア #ホール #プロティアン・キャリア

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