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子供のキャリアは●●歳までが大事!しっかり考えておきたい理由と読本。

「自分って、いつからこんな皮肉になったのだろう」
「自分って、どうして集中力がない大人になったんだろう」
「自分って、どうして不幸をアピールする大人になったんだろう」

大人の皆さまも、キャリア形成のどこかで、何か分岐点となる年齢があったのかもしれません。

子供のキャリアは考えていますか?

さて、子供の話にはなりますが、子供はあっという間に大きくなります。
幼稚園に上がったと思ったら、小学校。最近は受験も多いですから、受験で忙しくしているうちに、中学生、高校生と光陰矢の如しというぐらいに時間は過ぎていきますね。

大人になると、先行きの見えない就労世界に入り込むことになり、そこまでにしっかり基礎能力と、キャリア意識を持っていることは大事になりますが、

「受験でそれどころじゃない!!!」
「好きにゲームで遊ばせて、時が過ぎてしまった・・!」
「親が忙しすぎて、全く見れていない」

なんてこともありますよね・・

ここで、いったん子供のキャリアの大事な時期だけおさえておきましょう!

これからキャリア意識が大事な理由

とりあえず、いい大学に行って、いい就職先に行くという昭和時代のモデルが通用しない今、自らキャリアを切り拓いていくためのマインドとスキルを子供に持たせることは待ったない課題です。

キャリア意識なく、とりあえず、どこかの良い会社に入っても、すぐやめてしまう、やりたいことがなく放浪としてしまう、なんていうケース、最近ではたくさん聞きませんか。

高校や大学などの学校側ももちろん、キャリア教育を意識はしていますが、キャリアに関する基礎的な部分って、実はもっと低年齢で家庭とも密接しているのです。

子供のキャリアは●●歳までが大事!

それは、多くの説から考えうるに

一つの分岐点は、「10歳」です。

この年齢の前後は、キャリア形成の上でも、大事な年齢でもあります。

アルフレッド・アドラーのライフスタイル

アルフレッド・アドラー

アドラー(アルフレッド・アドラー)は、子供の「ライフスタイル」が形成されるのはおおむね10歳までであると提唱しました。

アドラーの理論によれば、ライフスタイルとは個人の自己概念や他者との関係の取り方、価値観などを含む全体的な生き方のスタイルであり、これが初期の生活環境や親子関係、社会的な経験を通じて形成されるとされています。

アドラーの考えでは、10歳までにこのライフスタイルが大まかに決まるため、その後の人生に大きな影響を与えるとされます。彼は、子供の発達には社会的な関係や感情的な経験が重要であり、これらがライフスタイルの形成に寄与すると考えました。

特に不幸なライフスタイル(不幸をアピールする)などは、この時期に形成されるとのことですので、注意が必要です。

ジャン・ピアジェの認知発達理論

ジャン・ピアジェの認知発達理論

子供の論理的思考力をとってみても、大体11歳前後ぐらいまでが論理的思考力も発達すると考えられています。この時期の前後に、脳に良い刺激を与える水泳やピアノを習っていると論理的思考力に良いといわれるゆえんです。

ピアジェは、認知発達段階を以下の表のように、年齢ごとの4段階に分けられると考えました。

ピアジェが提唱する発達段階発達段階特徴
0歳~2歳:感覚運動期五感の刺激を求めシェマの同化・調節を繰り返す。
2歳~7歳:前操作期物事を自分のイメージを使って区別・認識できるようになる。
7歳~11歳:具体的操作期論理的思考が発達し、他者の立場に立って行動できるようになる。
11歳~:形式的操作期知識・経験を応用し、結果を予測して行動や発言ができるようになる。

エリクソンの発達段階説4:学童期

エリクソンの発達段階説

エリクソンの発達段階説によれば、学童期の10歳前後に、勤勉性を獲得するか、劣等感を持つようになるか、危機が訪れるといってます。

【学童期(school age)】
5歳~12歳
【心理社会的危機】
勤勉性(完成)対劣等感(industry vs. inferiority)

ではどうすればいいのか?

10歳前後は特に子供のケアをしてあげるとよいでしょう。

・将来の向けた問いかけをする
・やりたいことを自由にやらせる
・いろいろな経験をさせる(お金がかからなくてもOK)
・本を差し出す

読んでおきたい子供のキャリア本

もっと知りたい!子供のキャリアについて!

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