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読書の記録

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読書感想文を書く気になった本について。
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2022年9月の記事一覧

[読書の記録] 中尾賢司『「ネオ漂白民」の戦後 アイドル受容と日本人』(2015-05-13…

面白かった本の感想を記録しておく。 『ネオ漂泊民の戦後』(中尾賢司 2014年) ブログも含…

KOI
1年前
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[読書の記録] 勝部元気『恋愛氷河期』(2015-09-30読了)

『恋愛氷河期』(勝部元気 2015)  勝部さんははあちゅうのyoutubeとかにも出ていたりする…

KOI
1年前
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[読書の記録] 大塚英志『物語消費論改』(2013-03-07読了)

大塚英志「物語消費論改」 を呼んだ。  大阪出張で移動する前の適当買いだった。  ご存知…

KOI
1年前
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[読書の記録] 柴那典『初音ミクはなぜ世界を変えたのか』(2015.03.21読了)

 遅ればせながら、「初音ミクはなぜ世界を変えたのか」(柴那典 2014)を読んだ。去年、それ…

KOI
1年前
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[読書の記録] 田中康夫『なんとなく、クリスタル』&『33年後のなんとなく、クリスタ…

『33年後のなんとなく、クリスタル』(田中康夫 2014)  シレっと出ていた新装版「なんとな…

KOI
1年前
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[読書の記録] 岡田暁生、フィリップ・ストレンジ『すごいジャズには理由(ワケ)があ…

 西洋音楽史家の岡田暁生氏と、ジャズピアニストのフィリップ・ストレンジ氏による『すごいジ…

KOI
1年前
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[読書の記録]菊地成孔・大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』(2016.01.12読了)

『憂鬱と官能を教えた学校』(菊池成孔・大谷能生 2004) を再読した。  本書は、米国ボストンの名門バークリー音楽院において教えられているポピュラー音楽の演奏および作曲・編曲のための理論=「バークリー・メソッド」を解説している本である。文学ちっくなタイトルで指示されているバークリー音楽院自体の話ではない。  ただ、もちろん理論について平板に解説するのではなく、著者ふたりによる講義形式で、バークリーメソッドを用いて20世紀のポピュラー音楽史を振り返るように構成されており、人