[読書の記録]菊地成孔・大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』(2016.01.12読了)
『憂鬱と官能を教えた学校』(菊池成孔・大谷能生 2004)
を再読した。
本書は、米国ボストンの名門バークリー音楽院において教えられているポピュラー音楽の演奏および作曲・編曲のための理論=「バークリー・メソッド」を解説している本である。文学ちっくなタイトルで指示されているバークリー音楽院自体の話ではない。
ただ、もちろん理論について平板に解説するのではなく、著者ふたりによる講義形式で、バークリーメソッドを用いて20世紀のポピュラー音楽史を振り返るように構成されており、人