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コミュ障で社会に適応していない私が今までの人生を振り返る壮大な自分史(15)

高校時代のことを振り返って書こうと思い、手始めにエコノミクス甲子園の記事をと思って書き進めたら、何と千葉県予選から全国大会まで合計6記事にわたる長編となりました。
エコノミクス甲子園について詳しく知りたい方は、自分史(9)~(14)をご覧ください。

元はといえば、高校生時代の話を振り返るというテーマだったので、今回から数回にわたって高校時代のエピソードを書いていきたいと思います。

監査委員会に入る

高校に入ったばかりの時期、ホームルームで委員会を決めた際に余っていたから監査委員会に入った話を以前書きました。この記事では、のちの進路にもつながる監査委員会での想い出について書いていきます。

入学して間もない4月初旬のホームルーム。黒板に委員会一覧が書かれていて、希望する委員会の所に自分の名前を書いていく。この時の私は消極的なので、最後の方に書けばいいやと様子をうかがっていました。すると、図書委員会の欄には序盤に2名の名前が書きこまれ、たちまち枠が埋まってしまいました。被ったら話し合いで決めましょうみたいな雰囲気だったため、親しくない人と交渉するのも気が引け、別の委員会を探します。ましな委員会として選挙管理委員会を見つけたため、席から立ち上がり黒板へ自分の名前を書きに行きます。しかし、私の前にいた私と同じレベルの陰キャに先を越されてしまいました。

仕方なく書いたのが監査委員会だったのです。定員も一名だったため、ちょうどよいと感じました。しかし、この時は監査委員会が何をやる委員会なのか見当もついていませんでした。

消極的だった自分

数日後、委員会が集まる最初の会議で副委員長と書記を決めることになりました。立候補制なのですが、立候補する人は誰一人いません。結果的に、副委員長は2年生から、書記は1年生の中からじゃんけんで決めることになりました。
運が良かったのか書記になることは避けることができほっとしました。
この頃は、とにかく目立ちたくなかったのです。新たなことに挑戦するのが嫌いで、リスクを取らず安定した道を進む選択肢を取っていました。

委員会の活動は部活動の参加人数を調べることで、担当する部活の名簿が渡され現地に赴いて週に一度参加人数を調べていました。
私が担当になったのはテニス部で、活動場所である近くのテニスコートまで歩いて人数を調べていました。
部長らしき人に何人参加しているか確認ても、全員来てるよと適当にあしらわれたりしました。
今思えば、人数調査なんてみんな適当にやっていたのだと思います。しかし、当時の私はその仕事に妙な責任感のようなものを感じ、やりがいをもって活動していました。

副委員長になったらおもしろそうだなと思い始めたのは1年生も終盤の2月頃のことです。委員会で役職に就いて働くのは楽しそうだなと漠然と感じていました。

副委員長に立候補

2年生の4月。私の所属していた理数科は3年間クラス替えがないため、ほとんどの人は同じ委員会に入ります。しかし監査委員会は1クラスの定員が2名に増えたため、ゲームおたくであり武器オタクであるK君が加わります。K君は僕と同レベルの陰キャで、クラス内でも若干浮いた存在でした。

2年生最初の委員会。副委員長に立候補すると、対立候補が出ずすんなり決まりました。また、私が立候補した影響か、書記も立候補で決まりました。書記の子は柔道部の2年生で、私よりは活発で明るい印象ですが、コミュニケーションにやや難ありという感じがありました。

活動内容は正確には覚えていませんが、委員から集められた活動状況がわかる名簿を生徒会の人に渡していた気がします。最初は3年生の委員長が仕切っていたため特に何をするではなかったのですが、10月ごろからは委員長が毎月の委員会に出席しなくなったので、副委員長と書記が主体で進めるようになりました。
ちなみに書記の子は同学年で、一緒にエコノミクス甲子園に出場してぼろ負けを味わうことになります。

「監査」という言葉の重厚な響き

監査委員会の副委員長になったのをきっかけに「監査」に興味を持ち始めました。理由は単純で「監査」という言葉の響きが良かったからです。「監査」の2文字からにじみ出る重厚な雰囲気がたまらなかったのです。
語感だけで監査にはまったにもかかわらず、放送大学の内部監査の授業を全15回、ノートをきちんと取って視聴しました。
また、2000円くらいする内部監査の専門書を買いました。ファッション的な位置づけではありましたが、一応全ページ読破しました。現場に出ている人ではないと理解するのが難しい読み物だったため、浅い理解で終わってしまった感が否めません。

たかが委員会の話ですが、思いのほか書くことがありました。次回は監査委員会の活動で起きた出来事や、自分が積極的になるまでのプロセスについて書いていきます。

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