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【フィギュアスケート】演技後得点発表を待つ場所「キスアンドクライ」名前の由来と厳格なルール

フィギュアスケート「キスアンドクライ」の名前の由来と厳格なルール

北京オリンピックでは、いよいよ今日からフィギュア男子シングルが始まります。
出場する日本3選手すべて、メダルの期待がかかる強力な布陣で挑みます。


そんなフィギュアで、「キスアンドクライ」という場所をご存じですか?
滑り終えた選手が得点発表をコーチなどと待つ場所のことです。
演技の内容によって、悲喜こもごもなシーンが見られる場所で、テレビ中継でもよく映し出されます。

「キスアンドクライ」の名前の由来は、1983年の世界選手権です。

会場内の下見に訪れたテレビ中継のスタッフが、大会の組織委員にリンクのそばの「花で飾られた場所」について聞いたとき、「喜びと悲しみが入り交じる所」(The kiss and cry corner.)と答えたそうで、それをきっかけとして、「キスアンドクライ」という名前が生まれました。
今では国際スケート連盟が認めた公式名称になっています。

そんな「キスアンドクライ」には、ある厳格なルールがあります。

それが「途中退席禁止」というルール。
転倒など失敗して不本意な演技になった選手にとっては、すぐに立ち去りたい気持ちになるかもしれないのですが、それが禁止されていたのです。

あの場所にいるときの選手の表情で、ある程度の演技の内容が推し量れますので、今日の中継もそんなところに注目してみてはいかかでしょうか?


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