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スキージャンプ大会が開催された意外な場所

まもなく冬季オリンピックが開催されます。
スピードスケート、フィギュアスケート、スキージャンプなど日本選手の活躍が期待される競技が目白押しです。

冬のオリンピックの競技と言えば、寒い地域で積雪もある場所というイメージが強いのはもちろんのことですが、今ではスピードスケートなどは以前のような屋外ではなく屋内競技のイメージも強くなりました。

それでも、やはりスキー競技はすべて、寒い屋外で開催されるのがほとんどです。
積雪が十分に期待できる場所であることが前提のはずです。

ところが以前、スキーのジャンプ競技がとても意外な場所で開催されたことがありました。
それが、プロ野球などが開催される球場です。

時として、球場ではオフシーズンになると、アメリカンフットボールなどが開催されるのを目にすることがありります。
「甲子園ボウル」という大会は、特に知られています。

そんな球場で、行われたスキーのジャンプ大会。

雪に恵まれない大都市の市民にスキー競技をアピールすることを目的に開かれたこの大会は、1938(昭和13)年1月10日に甲子園球場で行われました。

甲子園球場の内野からアルプススタンド・外野席にかけて、高さおよそ30mの木造のジャンプ台を特設。

雪は、新潟県妙高高原まで行き、貨物列車に20両以上に積み込んで開催され、今でも語り継がれています。

続いて1938年2月27日に後楽園球場でも後楽園大会が開催されました。


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