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【ことばの由来】褒めるときに使う「結構」とは

「結構」という言葉は、よく褒める時に使われます。

「結構な成績をおさめた」
「結構頑張った」
「結構すごいね」など、良い意味のときに使われます。

ところが、この「結構」は、時代によって意味が様々に変化してきた言葉でした。

鎌倉時代には、「結構」は、"企て"、特に"悪い企て"という意味で使われて悪い意味でした。

さらに、平安時代には「建物の構造」という意味で使われていました。

「結構」とは、元々中国語で「建物の構造」を指し、日本語では "ものを作り出すこと"に変化、さらにそうして作ったものは、「見事なもの」「立派なもの」になり、現在のような褒める意味になりました。


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