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「たばこの年齢制限」が生まれた驚きのきっかけ

現在、喫煙が許される年齢は20になってからです。
江戸時代までは、たばこといえば、キセルが使われていて、この時代は年齢制限もなかったようです。
そのため、子どももたばこを吸っていたという話もあります。

しかし、明治時代に入り、明治33(1900)年満20歳未満の喫煙を禁じる「未成年者喫煙禁止法」が施行されました。

そのきっかけとなったのが、とても驚くべき理由が一因となっています。
たぼこといえば、キセルにたばこの葉を詰めて吸っていた中に、西洋から紙巻たばこが入ってきました。
紙巻たばこを売る会社は、キセルに変わり、PRキャンペーンを展開したのです。

そのキャンペーンが、「おまけ」をつけたのです。
そのおまけというのが「たばこカード」と呼ばれる、トランプ花札や、西洋の女性を描いたブロマイドみたいなもので、当時としては魅力あるもので子どもたちの間で大人気となりました。

子どもたちは、その「たばこカード」に集めるために、紙巻たばこを買い、吸っていたそうです。
そんな動きを見て、「未成年者喫煙禁止法」が施行して規制されたといわれています。

ちなみに、令和元年 厚生労働省「国民健康調査・栄養調査」によると、日本人の喫煙率は、全体で16.7%(男性27.1%、女性7.6%)です。
健康ブームが叫ばれ、また禁煙エリアが拡大される中で、男性に限れば、およそ4人に1人以上が喫煙しているデータが残っています。


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