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馬がつく言葉「馬の耳に念仏」「馬の耳に風」は「馬耳東風」に由来する言葉

明日9月16日は「競馬の日」です。
ということで、馬がつく言葉についての紹介です。

馬がつく慣用句はいろいろありますよね。
「馬の耳に念仏」
「馬の耳に風」
「馬耳東風」
「生き馬の目を抜く 」
「馬子にも衣装 」
「馬には乗ってみよ人には添うて見よ 」などです。

この中に登場してきた「馬の耳に念仏」「馬の耳に風」「馬耳東風」はいずれも同じ意味です。
もっとも、「馬の耳に念仏」「馬の耳に風」は、中国の漢詩に由来する言葉の「馬耳東風」に由来する言葉です。

中国では、春に東から暖かい風が吹くのですが、春の東風が吹くと人は寒い冬から暖かい春がやって来たと喜ぶが、馬はそんな春風に何の感動も示さないことから、" 人の意見や批評を聞き流すこと"を言うようになったと言われています。

ちなみに、馬耳東風は、李白の「答王十二寒夜独有懐」にある「世人之を聞けば皆頭を掉り、東風の馬耳を射るが如き有り」という詩からきています。


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