To be それとも -ed?
G’day! みなさま、こんにちは。日本の夏は湿度があって本当に暑いですよね。
私は英語のプルーフリーディングをすることがあり、翻訳者がうっかりやってしまう間違いがあります。それは下記なのですが、皆様はどう違うか分かりますか?
1. Total amount to be paid
2. Total amount paid
上記は双方とも「払込金額の総額」ですが、to be paidとpaidでニュアンスが全然違くなります。
今回はこのto 不定詞と過去分詞の違いについてお話しします。
1. to 不定詞
当時オーストラリアでは大学で履修する学科の時間割が発表されるときに、未定の時はTBD (to be determined)やTBA (to be announced)と張り紙が出されていました。(今は流石にウェブ上で全部解決されているのではないかと思います。)そのTo be announcedを例にして説明しますね。
みなさん、Toのイメージってどんなイメージですか。下記の絵を見てイメージしてください。
そう、Toってその方向へ向かうイメージですよね。なので、To be announcedは今の時点では発表されていない状況です。
Announcedされる方向へ向かっているので、To→be announced、つまり未来に発表されるのでToを使います。
2. 過去分詞
それでは過去分詞って、どんなイメージですか。
下記を見てイメージしてみて下さい。
過去分詞ってアクションが終わった状態(完了された状態)をイメージされていたら、大正解です!もう、ネイティブの感覚に近づいてますよ。
つまり、announceされたのは完了された状態になっているので、過去の出来事なのです。
そこで最初の質問に戻りますが、to be paidはこれから振り込まれる金額で、paidは既に支払われた金額です。
1. Total amount to be paid
2. Total amount paid
これは実は企業の新株予約権行使の際に払い込まれる金額の総額などをニュースリリースなどで発表するのですが、これから支払うのか、それとも既に支払済の金額なのか、翻訳者は支払日を見て把握して英訳する必要があるのです。そして、うっかりミスしている人を見ます。
まとめ
いかがでしたか。To(これから)や過去分詞(完了)のイメージでちょっとしたニュアンスの違いが分かりやすくなっていると嬉しいです。このようにイメージを持っていれば、難しく考えなくても、英語をフィーリングで使えるようになる日への近道になると思います。是非、これからも楽しんで英語学習を続けてくださいね。Many thanks for reading my article! Cheers!
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