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頭でっかちな文章どうする?

G’day! 皆さま、こんにちは。幼い頃に遡る話ですが、私はドラえもんは大山のぶ代さんの声で小さい頃から見ていました。なので、ドラえもんの声が変わると聞いた時はかなり衝撃でした。ドラえもんのテーマでたまに流れていたと思うのですが、大山のぶ代さんが歌っていた「頭てかってーか、さえてピカっピーカ、それがどうした ぼくドラえもん♪」がとっても印象的で大人になってもたまに思い出します。実は私はその歌詞をずっと「頭デカデカ」だと思って歌ってました💦そんなこともあり、忘れられない歌になってます。そこに関連して、やっと今回の本題に入りますが、修飾されて長くなる頭でっかちな文の対処法ついて語りたいと思います。
長い文になると、日本語は修飾するときにどんどん前から修飾されていきますが、英語は後ろから修飾されていきますよね。そのような英文を作っているときに、やたら頭でっかちな文章や文章構造がおかしくなったり、一番伝えたいポイントが修飾部分が長すぎてかすれてしまうことがあって、悩むことありませんか。私はしょっちゅう悩みます。その主な解決策としては…ジャジャーン✨

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倒置についてフォーカスを当てていきたいと思います。まずは例文を見ていきましょう。


例文① 文章構造がぼやけてしまうとき

日本語のピンクの部分に対応する箇所を英文で色付けました。

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Take 〇〇 into consideration は受験英語にもよく出てきた熟語ですよね。しかしながら、上記英訳を見るとtakeからinto considerationに挟まれている部分が長すぎてなんだか文章がぼやけているのが分かると思います。こういう時こそ、倒置を使って語順を変えましょう↓

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黄色のinto considerationを前に持ってくることで、その後に続く長い文がスッキリしましたね。

例文② 主語が長すぎる上、急に新しい情報がきて前後関係が分かりにくいとき

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意味は伝わるのですが、頭でっかちな文章で、急に知らない人の名前が出てきて、その人が一体このラジオ番組にどういう関係があるのか、最後の文章まで聞かないと分からないですね。ラジオのリスナーはもっと明解に前後関係を理解したいはず。

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上記文章の補語(C)にあたる部分(水色箇所)をそっくり主語(黄色箇所)と入れ替えると、あら不思議とスッキリ。読み手には新しい情報が来ても、最初にJoining us todayと前置きがあるので心構えができ、理解しやすい文になります。このように英語では文脈の流れを重視するために倒置を使って、必要な情報を前に持ってきて、読み手に読みやすくすることができるのです。

例文③ 主語が長すぎる上、前文の流れを受けて対比させたいとき

これは実際に8月7日のJapan  Timesの記事にあった倒置です。まずは倒置しないバージョンからどうぞ。

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倒置を使わないと、主語が恐ろしく長く頭でっかちな文章な上、地方では帰省を恐れているのに対し、政府が国内旅行キャンペーンを推進しているという対比が薄れてます。それでは実際の記事を見てみましょう。

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上記文章の補語(C)にあたる部分(水色箇所)をそっくり主語(黄色箇所)と入れ替えてます。そうすると、前文の緑箇所で「帰省しないよう呼びかけている」ことに対比させて、「問題をさらに混乱させることには」で前文の文脈を綺麗に受けている文章になってますね。この様に文脈の流れを重視して、または頭でっかちな文章を避けることが可能です。

そのほか倒置では「Here comes the train 電車がきたよ」など、強調したいこと(Here)を前に持ってきて言うこともできます。

まとめ

いかがでしたか。学校ではそこまで倒置用法は習っていないと思うんですが、実際の英文では文章の流れや修飾の関係で倒置方法をよく使っています。新聞記事などを見るとよくこの用法を見ることができるので、是非チェックして見てください。よくあるパターンとして、補語や前置詞が先に来ている文章は倒置の可能性が高いです❣️是非、自分のモノにしてかっこいい文章を作ってみてくださいね。



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