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新しい景色

こんばんは、黒羽です。
3連休はどのように過ごされましたか?

今回はオススメの本を一冊紹介します。

今回紹介する本の購入するキッカケとして、以前から感情の細分化が不十分で物事の解釈が極端になりやすいことに悩んでいた。その事に焦燥感を募らせ、近所のTSUTAYAに赴き色々な本を探した。

その中である一冊に心惹かれることになった。

それが、翻訳できない世界のことば(エラ・フランシス・サンダース著)である。

作者は20代の女性で、モロッコやスイスなどの様々な国に住んでいた経験があるイラストレーターである。

彼女が19歳の時に「翻訳できないことば」というイラスト入りの短い記事を投稿したところ、The Huffington Post の記事転載されたことで、世界中で2500万人以上の人々がその記事を読むという大反響が起きた。(実際読んでみたら相当面白い!)

その後、彼女は大学を休学して3ヶ月かけて50のイラストを描き上げ、翻訳できない世界のことばを刊行した。

結果、ニューヨークタイムズベストセラー・Amazon USA ベストセラーを果たして、様々な国(その当時は7ヶ国)で刊行されるようになった。

実際に読んでみると、掲載されていた言葉の意味と作者の秀逸なコメントを見て一瞬で虜になった!

理解し難い場面や心情を自分の中で上手く言語化出来ずにモヤモヤしていたが、掲載されていた言葉を使い色々な場面に当てはまると、自分の気持ちが一気に晴れやかになった。

ここで、個人的に気になった言葉とその意味を10個紹介します。

① commuovere (コンムオーベレ)イタリア語

涙ぐむような物語にふれたとき、感動して、胸が熱くなる


② Mångata (モーンガータ)スウェーデン語

水面にうつった道のように見える月明かり


③ fika (フィーカ)スウェーデン語

日々の仕事の手を休め、おしゃべりしたり休憩したりするために集うこと


④ vacilando (ヴァシランド) スペイン語

どこへ行くかよりもどんな経験をするかということを重視した旅をする


⑤ jayus(ジャユス) インドネシア語

逆に笑うしかないくらいじつは笑えない、ひどいジョーク


⑥ Waldeinsamkeit(ヴァルトアインザームカイト) ドイツ語

森の中で一人、自然と交流する時のゆったりとした孤独感


⑦ Warmduscher (ヴァルムドゥーシャー)ドイツ語

冷たいまたは熱いシャワーを避けてぬるいシャワーを浴びる人
「少々弱虫で自分の領域から決して出ようとしない人」を言う


⑧ szimpatikus (シンパティクシュ) ハンガリー語

だれかと初めて出会って、直観的にその人が良い人だと感じる時、その人は szimpatikus(シンパティクシュ)だと表現する


⑨ sgriob (スグリーブ) ゲール語

ウイスキーを一口飲む前に、上唇に感じる
妙なムズムズする感じ


⑩ forelsket(フォレルスキャット)ノルウェー語

語れないほど幸福な恋におちている


ちなみに、日本語では”積読”、”ボケっと”、”侘び寂び”、”木漏れ日”の4つが掲載されている。(特に、”ボケッと”のコメントを見て良い印象を持つようになった!)

それ以外にもクスッと笑えたり共感出来る言葉がありますので、興味がある方は是非読んでみてください。


正直言ってこの本を読んだことで、全く想像出来なかった新しい景色が見えるようになったのは非常に大きかった。

もしあの本を読んでいなかったら、どうなっていたのだろう?

ひょっとしたら、自分のメンタルがかなり不安定になっていたかもしれない…

だからこそ、自分は”この本を読んで本当に良かった!”と心の底から思っています。

また心惹かれる本に出会えることを信じて…


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