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協会ビジネスの光と闇1 わたしが協会を辞めたワケ

 わたしは数年前まで、某協会に所属して活動していたインストラクター(以下、インスト)だった。

 協会に所属して活動することは、普段の表の仕事(つまり心理職)では当たり前で、職能団体に上納金(つまり会員費)を納め、その職称を名乗れる名義独占だったり、学会発表できる旨味があるので当たり前だったから、別に抵抗はなかった。

 ●●心理士団体、●●心理資格認定協会、●●心理学会、××臨床学会なんてかんじで、数えたら10以上所属しているし、学会費と協会費だけで10万円くらいは毎年かかる。

これは、心理士だけではなくて、オットー先生の所属する弁護士会も同じだし、医師もそうだし、士業はそういうものらしい。3士業でもないのになぁ。

 職業上、一生、研鑽を積み、技能と知識を更新することが必須なわけで、それができない人はコンピテンシー(能力)を満たさないということも、教科書に書いてあるし、一番先に習うことだ。

 それらは職能上の団体で、仕事を継続するなら当たり前のものであるのだけど、わたしが数年前に所属していた団体は、ちょっと趣が違うものだ。

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論文や所見書き、心理面接にまみれているカシ丸の言葉の力で、読んだ人をほっとエンパワメントできたら嬉しく思います。