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【#生きる音楽】僕と君とバラ色の日々

「雨の中を傘もささずに走るのは過去の悲しい思い出のように大事なような」

過去は変わらない。

そんな当たり前のことに気づくのに大変長い時間を要した。

気づいた後に思ったこともある。

過去というのは使いようによっては良いものであると。

自分を奮い立たせたり。

同じ失敗をしないためだったり。

たまに自分を振り返ったり。




雨には心の中の「何か」を流してくれる効果があると思う。

雨に打たれると少しだけ冷静になれたりする。

涙を隠すこともできる。

過去の悲しい思い出に浸る。

それは悪ではない。

でもいつまでもそのままでいられないことを僕らは知っている。






「雨の中を何も見えずに走るのは とても深く生かされるのを感じたような」

僕らは生きている。

でもどこか何か見えないものに生かされるのを感じることがある。

人はそれを偶然や運命と呼んだりする。

でもそんな偶然や運命に翻弄されながら僕たちは生きている。

それが悲しい時もある。

それを楽しむこともある。

でも人は予期せず起こる事態を飲み込めない時もある。

見えないというのはとても怖い。

それは未来だったり。

明日だったり。

今だったり。

自分だったりもする。

自分が見えてなくて、ただただ偽善的に生きて、周りに合わせて、自分を傷つけ続ける人がいる。

それは過去の自分のようで。

見てて気持ちの良いものではない。

でもそれも僕が生かされているということを感じるきっかけになったりする。

だから僕はそんな彼にも生かされてるし、

今日生きることを諦めようとしている彼女にも生かされている。

人と人とが絡みついてそれはいばらのようで、

僕たちはそんなしがらみやどうしようもない運命の中で生かされている。






「追いかけても追いかけても逃げていく月のように 指と指の間をすり抜けるバラ色の日々よ」

やりたいことがないという人がたくさんいる。

僕は彼らの気持ちがわからない。

やりたいことしかない。

時間が足りない。

その為にお金もたくさん欲しい。

でもそういう人も気付いてないだけでやりたいことが本当はあるはず。

それがいろんな理由でできなかったり。

やるのが怖かったりしてる。

でもそれを享楽的に生きることで誤魔化す人が僕は嫌いだ。

やりたいことって逃げていく月みたいなものなんだ。

毎日顔を出すくせにずっと遠くにあって。

そこにたどり着いた人もいるけどそれは一握りで。

でもそれを追いかけること。

それがバラ色の日々なんだ。

気がついたら手をすり抜けてしまう。

だからしっかりと掴む為に。

だから見落とさないように。

だから忘れない為に。









明日は明日の風の中を飛ぼうと決めた。

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