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【🇰🇼クウェート#48】クウェート:ぼくと吉田の旅

私には大学の仲が良い友人がいる。(レッドソックスの吉田正尚選手に似ているので、彼のことは仮に「吉田」と呼ぶことにする。)

何を血迷ったか、吉田はクウェートに観光に来ると言い出した。

成田空港

1月6日(土)

吉田は朝1時頃にクウェートに降り立った。

内務省発行のeVisa申請書類

つい先ほどまで新年会に出ていた私とルームメイトの桜井は、ふらふらになりながらもタクシーを拾って吉田を迎えに行った。

途中エジプト人運転手と揉めてタクシーから降ろされるというハプニングもあったが、何とか空港にたどり着くことができた。

第4ターミナル

およそ4ヶ月ぶりの再開だ。
人間は数ヶ月で大きく変化することは無いのだと再確認した。しかし変わらないが故の尊さもまた存在する。

空港からはエアポートタクシーで寮に向かった。
一般のタクシーは空港に下ろすことはできても、空港で客を拾えない。空港から客を運べる唯一の(合法)タクシーは高価なエアポートタクシーだけである。

しかしエアポートタクシーは相場の2から3倍の値段がかかる。例えば空港からシュウェイフまでは8KD(およそ4000円)という強気の価格だ。

エアポートタクシー

吉田はシュウェイフの男子寮に泊まっていった。

恐らくはルール違反だと思われる。このことは私と読者諸賢の秘密である。

もっとも、寮には学外の人物がしばしば出没しており、黙認されているので大きな問題ではないだろう(1週間ほど前は謎のアルバニア人が寮でアナスと語らっていた)。

11時以降、正門以外の男子寮の門は閉ざされてしまう。

仮眠をとり、午前中はアベニューズ・モールを案内した。

クウェートで最も「映える」観光地を上げろと言われれば、大概の人はここかグランドモスクを挙げるはずだ。

冬場のクウェート人コーデ。3人に1人はこの格好をしている。
インド料理をお昼に食べた。
日本で食べられるインド料理とはかなり異なる

午後はユースフさんが寮に来てくれた。ロシアのムハンマドもついてきた。

みんなで東部海岸沿いの「アラブ湾通り」をドライブした。

ユースフさんにお土産を渡す
海沿いの出店
ユースフさん一押しのアニメオタク向けのカフェに行った。

翻訳された日本漫画がたくさんあり、なかなか面白かった。

カフェに会った翻訳漫画。漫画『イナズマイレブン』の秋葉名戸戦。
『ベルセルク』のキャスカ

晩御飯はクウェート料理を食べた。

al-Kharoof レストラン。有名なチェーン店。

1月7日(日)

午前は旅行に行く桜井を空港まで見送ったり、男子寮を散策したりしてゆっくりと過ごした。

解放塔。喪に服しているためか登れず。
クウェートタワーのチケット
クウェートタワーからの夜景

夜はスーク・ムバラキーヤを散策した。

レストラン「フリージュ・スウェーレ」の名物、海老スープ。コーンポタージュのようなまろやかな味わい。容器のパンを削りながら食べる。
ズベイディ(Zubaidi)という白身魚のマチュブース
ムバラキーヤで冬物ディスダーシャを買う
NKIEのパチモンシューズ。ムバラキーヤには海賊版商品がたくさんある。10KD(約5000円)という強気の価格。
スターバックスのクウェート限定マグカップ
フラット3の友人達は吉田が寮に泊まれるように手伝ってくれた。ありがとう。

クウェート観光は2泊3日程度がちょうど良いと思う。


さて、今日から私は2週間ほどのヨーロッパ旅行に行く。
クウェートに留学してから初めての旅行だ。

出国ゲート
男子寮の受付でフリージーヤ(出国届)を受け取る様子。外国人留学生が旅行に行く場合、パスポートと行き先国のビザの他にフリージーヤが必須である。忘れずにフリージーヤを申請しなくてはいけない。
フリージーヤ不携帯のためにキャンセルされた桜井のチケット。こんなにキャンセルのスタンプを押す必要があるのだろうか。

★クウェート観光については以下の記事をご覧ください。


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