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夫婦はお金を稼いでいる方が偉い!

妻がサラリーマンを辞めて個人事業主になり始めの時、こんな相談を受けました。

妻「ライブに行きたいんだけど行っていい?」

私「どうぞ!そもそも趣味に使うお金って許可制だったっけ?(笑)」

妻「稼ぎが少なくなったから、なんか申し訳なくて…。」

私「家計の財布なんて同じなんだから、それぞれが好きにお金使ったらいいじゃん。」

妻「キミ、いい奴だね!」



お金を稼いでいる方が偉いという違和感

先日読んだ本でこんな文章がありました。

資本主義社会は、全てのモノやサービスを商品に変えてしまいます。

『世界は贈与でできている』

ここでいう「モノ」には人も含まれているように感じます。

私たちは自然と年収1000万円の人すごい!とかイーロンマスクすごい!といったように、その人が稼ぐ額や資産額がその人の価値と考えてしまいがちです。

これは資本主義社会が進んで「人」が「商品」に置き換わった結果という見方もできそうです。

転職市場なんかを見ているとより感じますね。

「あなたの本当の価値を知ろう。」とか人の価値の判断基準が完全にお金になっています。

この「人の価値=どれだけお金を稼ぐか」、といった図式が妻の頭の中にあったんだと思います。

ただ私はその考え方に違和感を感じました。


人の価値をお金で測る癖がつくと結構怖い

「人の価値=どれだけお金を稼ぐか」という考えが染みついてしまうと、結構怖いです。

私は今は稼げているかもしれませんが、急に仕事をクビになったり、病気になったりして稼げなくなる可能性もあります。

もう少し長い目線で見れば年をとって体が悪くなれば誰もが稼ぐことなんてできなくなります。

そうなった時に「人の価値=どれだけお金を稼ぐか」の判断軸しかないと絶望しかありません。


意識的にお金と人を分けて考える

私の場合は少し考え方が歪んでいるというか、資産家の人たちや年収2000万円の人たちの情報が入ってきたとしても「お金を稼ぐことが得意なんだなー。」としか思いません。

少し羨ましいのは事実です(笑)

これは運動が得意とか絵を描くのが得意といったことと、同じ次元の話なのだと思います。

そう考えると個人の得意なことという意味ではすごいのですが、それ以上でもそれ以下でもありません。

ちなみに私は「いい奴」なので年収2000万円の人と同じ次元です(笑)

このようなことは意識的に考えていないとすぐに「年収2000万円の人>年収300万円の人」と比較してしまってそれが自分自身の首を絞めます。


妻の収入が上がってきた

最近は妻の事業も軌道に乗り始め、私の月収を上回る月もあります。

私「新しいパソコン買っていい?」

妻「ダメ!」

私「なんで!?」

妻「だって私の方が稼いでるもん(笑)」

やっぱり夫婦はお金を稼いでいる方が偉いようです(笑)

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