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パーソナルトレーニングについて

今回は介護×ヨガという分かりにくいテーマでパーソナルトレーナーをしている私の仕事について、ご説明させて頂ければと思います。


あらゆる身体の悩みに対応します

介護の仕事では、利用者さんには様々な悩みが存在します。

  • 寝たきり生活をしていたために下肢筋力が低下し、歩行困難な方

  • 円背や猫背によって歩行が不安定な方

  • 太り過ぎている方

  • 痩せすぎている方

特定の利用者さんの悩みにだけ対応できない等という事はあり得ないので、全ての利用者さんが安楽に日常生活を送ることが出来るように支援するのが介護です。

リハビリを専門に行う訳ではありませんが、生活の中でリハビリが出来るようにするという生活リハビリを促すこともあります。
医師ではないので病名を診断することはしませんが、医師と連携して病気と上手く付き合う日常生活を支援します。
栄養士でも調理師でもありませんが、生活支援の中では調理も行いますし、糖尿病や肥満症の方には対応した食事を提供します。

ありとあらゆる悩みに対応できる能力が求められるのが介護であり、その経験を活かすことで、ありとあらゆる悩みに対応しています。

現状では特に以下のようなニーズをお持ちの方が多いかなと思います。

・ダイエット
・肩こりや腰痛
・体力低下、筋力低下

自分で取り組むことの出来るメニューを提案

具体的なオンラインセッションでは、基本的には一人で習慣化して取り組むことの出来るメニューを提案しています。

理由は様々あります。
まず、ボディビルダーのような筋力トレーニングのプロフェッショナルはパーソナルトレーナーを利用しません。
トレーニングのフォームやメニューの組み方を理解していれば、トレーニング場面においてトレーナーが必要になるのは高重量を取り扱う際のリスクヘッジくらいです。
あとはトレーニング意欲の向上のための声掛けや、セット数の管理などでしょうか。
私はパーソナルトレーナーをやりながらも、パーソナルトレーナーという仕事の必要性に懐疑的です。

また、運動は習慣化しなければ意味がありません。
スポーツの技術向上を目指す場合にはその限りではありませんが、ボディメイクを目的とする場合には最低でも月に2回以上は実施する必要があるでしょう。
そのため多くのパーソナルトレーニングでは週に一回のセッションを実施しますが、そのために高額な費用を要求します。
高額を要求しながら、毎回似たような指導を行なうようでは費用対効果が小さくなります。

そこで私は、基本的には1~2回のセッションでメニューを決めてしまい、その後はご自身で頑張れるように促しています。
むしろ運動を習慣化するための生活習慣の見直しやアプリケーションの活用、運動機材の提案に時間をかけることもあります。

実際の提案内容

ここからは実際にこれまでに提案してきた内容を紹介します。

一人目

体力の向上、ダイエットを目的としたお客様で、毎日運動にとれる時間は30分程度ということでした。
有酸素運動を取り入れるには時間が短く、HIITトレーニングの要素を取り入れた短時間で筋力向上と脂肪燃焼を目指すメニューを構築しました。
メニューは5キロのダンベル二つを使用した胸・背中・腕・肩のトレーニング、自重で行なう腹筋と下肢のトレーニングで、これらをインターバルを短くとって毎日最低でも1周、体力に応じて2~3周行なうように提案。
ここまでで一回目のセッションが終了し、第二回にはそれぞれのトレーニングの具体的なフォームと注意点を解説し、各トレーニングを実際に実践して感覚を掴んでもらいつつ、必要に応じて内容の修正を行ないました。
短時間で取り組めるメニューを提案し、毎日お風呂を溜めてから、溜まるまでの間に実践するように決めました。

ご自身でしっかり実践され、5キロほどのダイエットと筋力向上、肩こりの軽減についてフィードバックを頂きました。
重量を増やしたり、メニューを変えたりなど、必要があればご連絡いただけるように声掛けをしていますが、現状では今のメニューを少しずつ重量を挙げながら頑張るそうです。

二人目

若い女性で、ボディメイクとダイエットのためのメニュー構築でした。

毎日のトレーニング実施は難しいが、出来る限りは取り組みたいとのこと。
トレーニングメニューとして、バストアップ効果のある胸のトレーニングと、顔を小さく見せる肩のボリュームアップのトレーニング、ヒップアップのための臀部のトレーニングに、腹筋をターゲットにしたトレーニングを提案。トレーニング日には、これらの4つから疲れの出ていない2つを実施するようにしました。
これらに追加して、何らかの有酸素運動を実践するように提案。
ジョギングなどは昼の時間に実施することが難しく、夜に家でも出来る内容を一緒に考え、最終的にswitchのゲームでボクササイズに取り組まれています。

この方は非常に意欲的に取り組まれ、10kg以上の減量とスタイルアップに成功したとのこと。
最初は軽いダンベルでトレーニングされていましたが、今では家に高重量のダンベルとベンチを購入されたとのことです。

その他の例

自重での毎日取り組める簡単なトレーニングに合わせて、有酸素運動としてヨガの太陽礼拝を紹介し、一回一緒に実践。
流れや注意点などをお伝えしたあとはYouTubeの太陽礼拝動画を見ながら頑張るという方。

肩こりや腰痛が特にひどいという方に、ダンベルで取り組める僧帽筋と起立筋のトレーニングメニューを提案し、毎日入浴後に行なうハムストリングを緩めるアーサナを紹介。

アクティブエイジングは「良い年の取り方」です

社会人の多くは何らかの身体の悩みを抱えています。
その悩みを放置すると、そのまま70代になってしまう事でしょう。
そうなってから運動に取り組みリハビリを行なうのは非常に苦痛で、介護の現場では挫折する高齢者を数多く見てきました。

身体が元気で若いうちから悩みに向き合って解決していくことは、良い年の取り方を考えるうえで非常に重要です。

いつまでも元気で若々しい身体を維持するというのは、美容や健康としての効果もさることながら介護予防としても効果的なはずです。

そのような考えで活動しており、一回40分のオンラインセッションは3000円と業界ではそれなりにリーズナブルであると自負しています。

少しでも興味を持たれた方は、X(旧Twitter)のDM等からお問い合わせください。


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