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介護×ヨガのパーソナルトレーナーということで活動させていただいております、鈴木です。
今回は私の自己紹介などをさせていただきます。

私は世間一般でいうところの現職の介護職者ではありません。
私自身は介護の専門家であり続けたいと考えていますが、介護現場で働くという形で介護と関わることからは遠ざかっています。

もう介護現場で働きたくないというわけではなく、現状の介護の抱える様々な問題に対して自分の出来ることを考えたときに、ケアワーカーとして働き続ける以外の貢献の方法はないだろうかと考えた次第です。

私が筋トレを始めたのは大学卒業後すぐでした。
自分より遥かに若い大学を卒業したての若造に介護をされるのは、さぞかし不安だろうと考え、少しでも安心して体重を預けてもらえる身体を作ろうと考えたのがきっかけです。
結果として「この腕を見てよ、軽い軽い」と笑いながら移乗介助を行ない、利用者さんに安心してもらうことの出来る介護者であったと自負しています。

そんな私が今の活動を思い立った理由は様々あります。
長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。

介護予防として身体を作るのは早ければ早いほど良い

大学で介護福祉士を取得し、介護現場で働き、自分でもトレーニングをしながら人体や筋肉についての知識を集めてきました。
そこで感じたことの一つが、介護予防を始めるのは早ければ早いほど良いということです。

普通に生きていれば、下肢の筋力は低下していきます。
そもそも人のDNAはウホウホの頃から大きく変化していないため、使わなくていい筋肉は使いません。そのほうが貴重なカロリーを節約できます。
そのため、頭の重さを使って地面に落下するように歩くようになります。
身体を前に倒していくと自然と足が出て歩くことが出来る、という原理です。
これでは下肢筋力は低下する一方で、猫背になり、いずれ円背になります。

上肢の筋力や体幹の筋力にしても同様です。
基本的にカロリーを使わずに活動できるように工夫するのが生物のスタンダードです。
人間だけが「食べ過ぎて太る」「成長ホルモンの分泌が減少して筋力が自然と低下する年齢になっても長生きする」というバグを起こしています。

これらに対処するのは、早ければ早いほど良いのです。
早い段階で運動を習慣化して成長ホルモンの分泌を促しつつ、正しい身体の動かし方を習得することで、効果的に介護予防が出来るはずだ!

私はそのように考えています。

人の身体にはメンテナンスが必要

次に、私がヨガを学んだ理由です。

多くの高齢者が膝の痛みや腰の痛みを抱えています。
これらの痛みは医学的には慢性疼痛などと表現され、原因となる病気が存在する場合には積極的に治療が行われますが、そうでない場合は保存的療法が行われます。
要は「痛いときは痛み止めを飲んで、リハビリ頑張ってね」です。
よほどのことがない限り手術などは行われませんし、よほどのことになった時に高齢であれば手術に耐える体力がないと判断されることもあります。

腰が痛くなれば歩くことが困難になりますが、腰痛の原因が筋力不足による場合には我慢して動かしてリハビリするしかないのです。

このような腰痛の理由の一つに、太ももの裏の筋肉が関わっている場合があります。
人間の身体は複雑に出来ており、太ももの裏の筋肉は膝の少し下から骨盤まで伸びています。
この筋肉が弱いと骨盤が傾き、自然と猫背になるのです。
結果として坐骨神経痛や椎間板ヘルニアを発症し、長く苦しむことになります。

肩こりや五十肩の原因となる肩甲骨は殆ど身体から浮いたところに筋肉だけに支えられてぶら下がっており、こちらも放っておくと箸を口に運ぶだけでも苦労することになります。

これらの課題に対して早期から対策する必要があり、そのための体系化された知識としてヨガを習得するに至りました。

アクティブエイジングという考え方

このような考えから介護現場で既に介護が必要になった高齢者を対象にするのではなく、これから高齢期を迎えることになるミドル世代に向けてメッセージを発信し、アクティブエイジングのサポートをしたいと考えるに至ったというのが活動の経緯になります。

アクティブエイジングとはWHOの提唱する考え方であり、健康に、安全に、社会と関わりを持ちながら、年齢を重ねていくという生き方、そのための社会的な取り組みです。

月並みなことを言いますが、人生で一番若いのは今日です。
アクティブエイジング、始めてみませんか。

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