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弱点対策 高齢者に多い疾病(3)


この弱点対策の記事では、私が介護福祉士の国家試験の勉強をしている中で、間違えたり、曖昧だと感じたところをメモ代わりに使用していきます。


感覚器疾患


白内障

水晶体を構成するタンパク質が変性して、白色または黄白色に濁る

緑内障

眼圧の上昇によって視神経が障害を受ける

加齢黄斑変性症

・萎縮型は長期間をかけて徐々に視力が落ちていく、治療法は現在なし

・滲出型は初めにものが歪んで見えたりして、やがて視野の中心を見ること
 ができなくなる、レーザー治療などが行われる


メニエール病

内リンパ腫により、回転性のめまいや耳鳴り、難聴などの症状を繰り返す


関節リウマチ


自己免疫によって手足の関節がおかされ、関節痛や関節の変形を生じる

炎症性の自己免疫疾患で中年の女性に多く、原因は不明

症状

・朝の手足のこわばり

・多発性の関節痛

・関節可動域制限

・関節の変形

・リウマチ結節

治療

早期の抗リウマチ薬の投与によって進行を抑えることができるとされている

その他にも抗炎症薬やリハビリなどが行われる


運動器疾患


脊柱管狭窄症

脊柱管が細くなって内部の神経が圧迫された状態

歩行中に下肢の痛みや痺れ、腰痛などが強くなり、しばらく休まないと歩き続けられなくなる間欠性跛行が特徴

変形性関節症

変形性膝関節症は中年以降の肥満した女性に多い

早期には動作のはじめに強い疼痛を生じ、進行すると関節の曲げ伸ばしが困難になる


骨折


橈骨遠位端骨折

手をついて転倒した時に起こる手首の骨折


糖尿病


インスリンの分泌不足あるいは作用不足によって、慢性的に高血糖が持続される

初期には自覚症状がないことが多く、その後多尿や多飲、口渇、倦怠感、体重減少などの症状が現れてくる

一型糖尿病

若年者に多く、膵臓のランゲルハンス島にあるインスリン産生細胞(β細胞)が破壊され、インスリンの分泌がされなくなることで症状が急激に出現

二型糖尿病

中年以降に発症することが多く、進行は遅い

インスリン分泌の低下や感受性の低下などが原因

生活習慣病の一つ

合併症

・腎症

・網膜症

・神経障害

末梢神経系として手足の痺れなどがあり、進行すると感覚が低下する

自律神経系としては便秘や下痢、起立性低血圧、膀胱障害などがある

注意点

低血糖(発汗や手足の震え、腹痛、吐き気、意識消失などが見られる)に注意


老人性掻痒症


皮膚の機能が低下して皮膚が乾燥

部位

主に大腿部やすね、次第に全身におよぶ

時期

秋から冬にかけて症状が重くなり、春から夏にかけて改善


廃用性症候群


対策として早期離床や運動量の増加、精神的な刺激の増加、生活の活性化を図る


褥瘡


血液循環が阻害され、皮膚組織が壊死を起こした状態を指し、皮膚や皮下脂肪、時には骨にまでおよぶ

好発部位

仰臥位

・後頭部

・肩甲骨

・肘関節部

・仙骨部

・尾骨部

・踵骨部


側臥位

・耳介

・腸骨稜

・大転子部

・膝蓋骨外則

・外顆


予防

原則として2時間ごとに体位変換、除圧用マットの使用、清潔で乾燥した維持、栄養状態の改善など

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