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年金#8: 「繰り上げ受給 vs.繰り下げ受給」 <ー ま、考え方は人によりますね~ とはいえ、男女の寿命も考慮した方が良さそうです

今回は「繰り上げ受給 vs.繰り下げ受給」について取り上げます。

世間でよく聞く年金の「繰り上げ受給 vs.繰り下げ受給」なのですが、いったいどういう事と思う方もいるかもしれませんが、話は単純です。

通常年金は65歳から支給されますが...

「年金の繰り上げ受給」:年金の受給開始年齢を65歳より前倒しすることで、早くもらう分、繰り上げた時期に応じて受給額が減額されます。

具体的には: 繰り上げた月分、65歳時の年金から0.5%減額されます。

例、62歳から年金を受給する場合、繰り上げる期間が3年となりますので、受給できる年金額は18%(=0.5%×36ヶ月)減額されます。

「繰り下げ受給」: 年金の受給開始年齢を65歳より後ろ倒しすることで、遅くもらう分、繰り下げた時期に応じて受給額が増額されます。

具体的には: 繰り下げた月分、65歳時の年金から0.7%総額されます。

例、69歳から年金を受給する場合、繰り下げる期間が4年となりますので、受給できる年金額は20.4%(=0.7%×48ヶ月)増額されます。

ここで問題です。

いつ死ぬか分からないので、繰り上げだと損をし、長生きしそうなので繰り下げをすると年金の金額は増えるのですが、その分税金も増えるので悩ましいところです。

特に、70歳まで繰り下げると年金金額は1.42倍、75歳なら約1.8倍になるかもしれませんが、税金も増えるようでは大した意味をなしません。

しかも、一度受給してしまうとそこから変更できません。 慎重に考える必要があります。

あまり多くは言うことはできないのですが、男女の平均寿命、健康状態などいろいろ加味し、少しだけ繰り下げがお得かもしれません。

いくら75歳で受給し約1.8倍になったとしてもその後長生きしないのではいみがありません。

合わせて、在職者老齢年金についても考える必要があります。何もしないよりは、仕事をした方が長生きすると思うのですが...

せっかくの年金が、一部削られるのでは涙がでます: ↓

自分の年金がいくらか分からないとき: ↓

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